西島は「甘いものばかり食べていました。かなりたくさん食べましたね。インスタに載せていないものも含めて、いろいろ楽しみました」と回想。一方で、人形劇団のアートディレクターという役柄からオフの日にも劇場に通っていたルンメイや、撮影の準備に追われていた真利子哲也監督からは「うらやましい」と視線が集まり、西島は深々と頭を下げる姿も見せた。
さらにルンメイは「オフの日だけじゃなくて、撮影中も食べていました」と暴露。西島も「はい、かなり。甘いものを補給して撮影に臨んでいました」と認め、会場の笑いを誘った。ルンメイは「昼食をしっかり食べた後もおやつをつまんでいた。机や引き出しにもお菓子を隠していて。甘いものを食べても体形をキープできるのは本当に不思議」と笑顔を見せた。
本作はニューヨークを舞台に、幼い息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密と崩壊を描くヒューマンサスペンス。アメリカで暮らす日本人の夫と台湾から移住した妻を西島とルンメイが演じる。舞台あいさつでは、作品のテーマにちなみ「秘密の告白」を促されたルンメイが「自分には面白い秘密がないので、西島さんの秘密を暴露します」と切り出したのが撮影現場のお菓子エピソードだった。
一方、西島は「実は今、けん玉にはまっています。伝統的なけん玉とストリートけん玉の両方を持っていて、まだ全然できないんですけど練習中です」と自身の“秘密”を告白。これに興味を示したルンメイに「けん玉をプレゼントしますよ。釜山にも持っていきます」と約束し、会場を和ませた。
本作は、今月17日に開幕する「第30回釜山国際映画祭」の A Window on Asian Cinema 部門に出品され、監督の真利子哲也、西島秀俊、グイ・ルンメイの3人がそろって参加する予定だ。さらに、台湾の首都・台北市で開催される「2025台湾金馬映画祭」(11月6日~23日)ではクロージング作品に決定。西島はその年最も注目される映画人として“焦点映画人”にも選ばれている。また、本作は台湾やフランスでの公開も決定している。
西島は「本当にたくさんの国で観ていただけるのは、とてもうれしいことです。