東野氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史のめい・神尾真世役を有村が演じる。
イベントには、公開を祝し、東野氏からメッセージが寄せられ、司会が代読。東野氏は、「本日の映画『ブラック・ショーマン』公開初日を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます」という祝福の言葉の後、「原作者の私でさえ息つく暇のない見事なエンターテインメント作品に仕上がっていると思います。監督さんやスタッフの皆様、そして、福山雅治さんや有村架純さんたち俳優の皆様には改めて敬意を表します」と称賛した。
続けて東野氏は「福山さん、数ヶ月に及ぶマジックの練習、お疲れ様でした。次は、トム・クルーズばりのアクションなんかはいかがでしょうか?」と福山へ向けたリクエストで締めくくった。
このメッセージに、会場から笑いが起こる中、福山はトム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』を彷彿(ほうふつ)とさせるような宙に浮くようなジェスチャー。感想を聞かれると、「先生に飛べと言われたら、飛ぶしかない」と宣言。次回作への期待を高めた。