第19回「スラムダンク奨学金」奨学生が決定した。東山高等学校(京都府)3年生の佐藤凪さんが選ばれた。
原作者の井上雄彦氏は「佐藤凪君、スラムダンク奨学金第19期生合格おめでとう。米国でのまだ見ぬ一日一日、未踏の一歩一歩をしっかり経験して成長の糧としてくれることを願っています。どの一日も、どんな一歩もパズルのピースのひとつにして、自分だけの道を作っていってください。心から応援しています」とコメントを寄せた。

 書類・映像での審査ののち、現地で最終選考を行った結果、佐藤凪さんが選ばれ、2026年に渡米予定で、セントトーマスモアスクールで勉学とバスケットボールの研鑽に励む。佐藤さんは身長176センチ、ポジションはポイントガードとなっている。

 スラムダンク奨学金は、高校を卒業後、アメリカの大学で、あるいはプロとして競技を続ける意思と能力を持つ情熱と才能にあふれたバスケットボール選手を、アメリカのプレップスクール(私立の大学準備校)に派遣し、その間の学費や生活費を援助するもの。

 『SLAM DUNK』のジャンプコミックス累計発行部数が、2004年夏に1億部を突破(現在は、世界累計発行部数1億8500万部以上)。これを記念し、読者とバスケットボールに対する、作者・井上雄彦氏の感謝の気持ちを具体化するものとして、2006年に設立された。

 歴代奨学生には、B.LEAGUEの球団、3x3.EXE PREMIERの球団に所属している選手がおり、1期生~18期生の紹介や近況については「スラムダンク奨学金」公式サイトにて確認できる。
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