アニメの祭典『ABEMAアニメ祭 2025 supported by コミックシーモア』が20日~23日の4日間にわたり、東京・渋谷で開催されている。21日には、『呪術廻戦』『声優と夜あそび2025』『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』『ダンダダン』『ホロごえっ!2025』『SPY×FAMILY』の6つのスペシャルステージが開催され、豪華声優陣によるスペシャルトークが繰り広げられた。 『呪術廻戦』ステージでは、メインキャストである榎木淳弥、櫻井孝宏、浪川大輔の3人が登壇。“テレビアニメ放送開始5周年”という節目のタイミングで行われ、キャスト陣から、これまでの思い出や作品への想いが語られた。また、直近で解禁された11月7日公開の『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』については、ステージで『渋谷事変』の印象的なシーンをVTRで振り返りながら、キャストが当時のアフレコ秘話や心境を語る場面も。キャストならではの視点が披露され、作品への没入感が高まるひとときとなった。10月17日公開となる『劇場版 呪術廻戦 0』復活上映については、入場者プレゼントに関する解禁も。2026年1月より放送開始が予定されている『死滅回游 前編』に関してもトークが展開され、新章『死滅回游』へと続く物語の幕開けにふさわしい、熱気に満ちたステージとなった。 『声優と夜あそび2025』のステージでは、番組を代表するベテランMCから、今年から参加のフレッシュなメンバーまで勢ぞろい。出演者全員がアロハシャツを身にまとい、「まだまだ夏は終わらない!アゲアゲ夜あそびアロハ祭り!」と題した夏仕様のスペシャル企画を実施した。過去の名シーンから3択クイズが出題される「あの夏を思い出せ!夜あそびサマークイズ!」では、チャレンジ成功のご褒美「アゲアゲタイム」が会場の観客を巻き込み大盛り上がりに。突如現れたマッチョ軍団たちの水鉄砲による“ぬれぬれアゲアゲタイム”に、9月とは思えないほどの熱気に包まれた。 さらに、“ビリビリ椅子”の罰ゲームが待ち受ける「みんな一緒に!ビリビリジェスチャーゲーム!」では、慣れないジェスチャーやMC陣の全力演技に、正解・失敗問わず会場爆笑の展開に。イベント終盤では、“渋谷”にちなんだ制限時間“428”秒以内に会場に集まった観客全員に風船が配られ、全員で一斉に割るというスケール感満載のチャレンジ企画「みんなに配れ!風船ドンパチ大合戦!」も。時間内に配り切れるか不安もよぎる中、マッチョ軍団やスタッフ総出の総力戦のチャレンジは見事大成功し、大団円となった。 2026年に放送開始を予定している『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』のステージでは、本イベントにて佐藤拓也、星希成奏がメインキャストを務めることが発表され、会場は大盛況となった。佐藤、星希が演じるキャラクターや2人が選ぶ好きな原作シーンの紹介、原作・地主氏からメインキャスト2人へのコメントなども公開され、放送を待ちわびるファンたちを大いに沸かせる展開に。さらに、当日の来場者にメインキャスト2人のサイン入りポスターが当たる抽選会がステージ上で実施され、アニメへの期待度がさらに高まる特別なステージとなった。 『ダンダダン』のステージでは、作中の“ババアキャラ”にフォーカスした『TVアニメ「ダンダダン」ババア会談をギャルが仕切るんじゃよ! ステージ』を展開。個性豊かな“ババア”キャラを演じた名優たちと、“ギャル”モモが繰り広げる異色ステージは笑いに満ちた時間となった。中盤では「ダンダダン ババア特集」と題し、作中の名シーンを映像で振り返るコーナーも実施。映像を見ながらのトークではアフレコ秘話などが披露された。また、出演者3人がシチュエーションに応じて“イイ女”な一言を披露する即興バラエティ企画も。「ジェネギャワード(=若者言葉)」をあえてセリフに取り入れながら演じるという無茶ぶりもあり、若者言葉に戸惑いながらも堂々と演じきるベテラン陣に、会場からは大きな笑いと拍手が送られた。イベントの最後にはファン待望のテレビアニメ『ダンダダン』第3期制作決定もあらためて伝えられ、会場は期待の声に包まれた。 “VTuber×声優”による「ABEMA」オリジナルレギュラー番組からは、ホロライブから白上フブキとラプラス・ダークネス、そして声優陣から上坂すみれと高野麻里佳が登場。出演者4人が即興でアイドルを結成するというショート劇場「ホロごえ即興劇場~アイドル結成編~」からスタートし、イベント冒頭から大きな拍手と笑いが巻き起こった。テーマパーク風のアトラクションを舞台にしたミニゲーム企画や、お題となるワードを漢字一文字で表現する大喜利的なコーナー、画面に流れる長文のナレーションを“噛まず・間違わず”に読み上げるアナウンサーばりのスキルが試されるコーナーなど、約90分間にわたって、さまざまなバラエティ企画が盛りだくさんで展開。ステージ後半では、観客が“ホロごえ様”となっておみくじを引き、それを出演者が再現するという参加型コーナー「ホロごえ様の言うとおり」も実施され、会場は終始大盛り上がりとなった。 10月からSeason3が放送となる『SPY×FAMILY』のスペシャルトークステージでは、ロイド・フォージャー役の江口拓也と、ボンド・フォージャー役の松田健一郎が登壇。キャスト陣がSeason3放送開始直前の心境を語り、最新PV映像と新たなキービジュアルについて江口と松田が感想を交えつつ、その見どころもたっぷり語りった。また、スパイに必要な“目立たず溶け込む能力”を競うべく、2人が会場の観客の“多数派”を予測して選択肢を選ぶ、作品にちなんだ対決企画「大衆に溶け込め!マジョリティチャレンジ!」を実施。どちらが“多数派”を見抜けるかで勝敗が決まるユニークな企画に、会場は爆笑の連続となった。和気あいあいとした男子会さながらの雰囲気でファンを盛り上げ、Season3放送開始を前にファンの期待を最大限に引き上げる特別なステージとなった。