漫画家・荒木飛呂彦氏の人気作品「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのアニメ最新作『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』の新情報発表イベントが23日、都内で開催。キャスト情報が解禁となった。


 ジョニィ・ジョースター役は坂田将吾、ジャイロ・ツェペリ役は阿座上洋平、ディエゴ・ブランドー役は石川界人、ルーシー・スティール役は高橋李依、スティーブン・スティール役は三宅健太が担当することが発表された。イベントは三宅の「ようこそ『スティール・ボール・ラン』レースへ!」という声でスタートし、キャストが解禁となると会場は大歓声となっていた。

 オーディションで役が決まったという。阿座上は「ジョジョシリーズはずっと読んでいた作品。『ついに、この時が来てしまったか』というプレッシャーとワクワクの半々でオーディションに臨んだ」と当時の心境を語る。ジャイロ以外の役も受けていたそうで「それぞれのキャラクターからの視点で原作を読み直した。レース3~4周ぐらいしたんじゃないかなと思うぐらいの長旅で(笑)。ようやくスタート地点に着けてうれしい」と笑顔で語っていた。

 また、イベントの終盤では後輩への熱い思いも。阿座上は「ジョニィ役の坂田くんは弊社の後輩で。こうやって会社の先輩、後輩でこういった素晴らしい作品のレースを始められることにご縁、つながりみたいなものを感じてしまいます」としみじみ。「僕も彼から学ぶことがたくさんある。
師匠ポジで『へへっ!』とやってますけど、彼のためにも自分のためにも最後まで頑張りたいと思います」と力強く語っていた。

 『ジョジョの奇妙な冒険』は1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始。シリーズ累計発行部数は1億2000万部を超え、奇抜なキャラクター造形や独特の擬音、印象的なせりふで世界的な人気を誇る。現在は第9部『The JOJOLands』が「ウルトラジャンプ」で連載中であり、アニメ、ゲーム、舞台、実写映画など幅広いメディア展開が行われてきた。

 新たにアニメ化される『スティール・ボール・ラン』は、19世紀末のアメリカを舞台に、史上初の乗馬による北米大陸横断レースを描いた物語。元天才騎手でありながら半身不随となった主人公ジョニィ・ジョースターが、謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリと出会い協力関係を結び、共に北米大陸を横断する過酷なレースに挑む。

 過去シリーズを手がけたスタッフが再集結し、制作。Netflixにて世界配信される。
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