ジョニィ・ジョースター役は坂田将吾、ジャイロ・ツェペリ役は阿座上洋平、ディエゴ・ブランドー役は石川界人、ルーシー・スティール役は高橋李依、スティーブン・スティール役は三宅健太が担当することが発表された。イベントは三宅の「ようこそ『スティール・ボール・ラン』レースへ!」という声でスタートし、キャストが解禁となると会場は大歓声となっていた。
オーディションで役は決定。三宅は、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(2014)でモハメド・アヴドゥルを演じているが「語り草になるぐらい大失敗をした。愛が深すぎてガチガチに緊張して、いつもの10分の1しか声が出なかった」と苦笑いで振り返る。しかし、今回は「なんともスカッとさわやかにスティーブンの声が出た!スカッとさわやかな気持ちのまま、『スティーブンの声をお願いします』と来た!スカッとさわやかに開会することができました」と笑顔で語ると、会場は大歓声だった。
また、『スティール・ボール・ラン』の長い道のりにかけて、自身のこれまでのキャリアの道のりを振り返ることに。三宅は「この『スティール・ボール・ラン』までに、たどり着くまでの道のりと考えるのであれば、やっぱりあえて言うなら“始まりの炎”ですかね。かつて第3部『スターダストクルセイダース』で僕はモハメド・アヴドゥルという役を担当させていただきました。正直、今でもずっと彼のことを愛し続けているんです。今日この場にスティーブン・スティールとして来たとしても、どこかにはいるんです。だから正直に言うと、明るく話してはいますけど、本当に自分がこのスティーブン・スティールという役をやるべきなのか、という戸惑いはありました。
『ジョジョの奇妙な冒険』は1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始。シリーズ累計発行部数は1億2000万部を超え、奇抜なキャラクター造形や独特の擬音、印象的なせりふで世界的な人気を誇る。現在は第9部『The JOJOLands』が「ウルトラジャンプ」で連載中であり、アニメ、ゲーム、舞台、実写映画など幅広いメディア展開が行われてきた。
新たにアニメ化される『スティール・ボール・ラン』は、19世紀末のアメリカを舞台に、史上初の乗馬による北米大陸横断レースを描いた物語。
過去シリーズを手がけたスタッフが再集結し、制作。Netflixにて世界配信される。