劇場版『チェンソーマン レゼ篇』(9月19日公開)の興収情報が発表され、公開4日間で観客動員数98.6万人、興収15.2億円を突破した。大ヒットを記念して、原作者・藤本タツキと主題歌を担当している米津玄師のスペシャル対談が公開された。 テレビシリーズでのタッグから3年、この対談で初めて対面を果たした2人。テレビシリーズ放送前から藤本作品の熱烈なファンだったという米津は、「自分も子供のころに漫画家になりたかった人間なので、ほとんど歳も変わらない人が、これだけ衝撃的なものを描いているという事実に、ものすごく刺激を受けたというか。音楽とジャンルは違いますけど、負けてられないというか、自分も頑張らなきゃみたいな気持ちになったのをすごく覚えています」と話し大絶賛。 一方、学生の頃から米津の楽曲の大ファンだという藤本も「米津さんの歌って聴いた人にとって分かりやすいというか、作品のガイドラインとなるような曲をたくさん作っていらっしゃると思っていて。もしかしたら『チェンソーマン』(のオープニング・テーマ)にした時に、“すごい説明的すぎになってしまうのかな…?”って思ったんですけど、米津さん拾うのが上手なので。上手く拾う部分は拾って、いい意味でチャランポランな部分が「KICK BACK」でも入ってて。めっちゃ良い曲になってるなって思いました」と、テレビ放送のオープニング・テーマ「KICK BACK」に対する思いを改めて語った。 対談後半では、主題歌「IRIS OUT」とエンディング・テーマ米津、宇多田ヒカル「JANE DOE」の制作秘話はもちろん、藤本にとってのレゼというキャラクターの存在について、子供のころに読んだ漫画や本、映画の話や活動を始めたきっかけなど、独自の世界観を貫くクリエイター同士、どのようにそれぞれの作品世界を構築しているのかといったプロフェッショナルな一面から、同世代ならではの親近感と共通の感性で大いに盛り上がる場面まで、多岐にわたるトークが展開された。 秘蔵トーク満載のここでしか聞けないスペシャル対談の全貌はYouTube「MAPPAチャンネル」にて公開中。 『チェンソーマン』は、チェンソーの悪魔・ポチタとともにデビルハンターとして暮らす少年・デンジが主人公で、親が残した借金返済のためド底辺の日々を送る中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つ『チェンソーマン』として蘇り、世の悪魔を狩るダークヒーローアクション。 『週刊少年ジャンプ』で2018年12月より連載がスタートした同名漫画が原作で、コミックス累計3000万部を突破。唐突に明かされる謎や衝撃の展開が話題を呼び、「このマンガがすごい!2021」オトコ編1位にランクインする人気作品になっている。 2020年12月14日発売の同誌にて第1部「公安編」が完結し、2022年7月より少年ジャンプ+にて第2部の連載がスタート。2022年10月~12月にかけてテレビアニメが放送され、舞台化もされている。 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、ファンからの人気も高く、テレビアニメの最終回からつながる物語として映画化。主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命へと突き進む物語が展開される。■『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』興収の流れ公開初日:動員数27.2万人、興収4.2億円公開3日間:動員数80万7000人、興収12億5100万円公開4日間:動員数98.6万人、興収15.2億円