予告編では、新たに登場する“アッシュ族”のリーダー、ヴァラン(演:ウーナ・チャップリン)の姿が描かれる。空や森、海、火山など壮大な自然を舞台に、サリー一家の絆がこれまで以上に試される激しい戦いが繰り広げられる。物語は一層緊迫感を増している。
美しい空には翼竜イクランやクラゲのように舞う新たなクリーチャー、そして前作に続き雄大な海のトゥルクンが姿を現すなど、パンドラの自然の豊かさは健在。さらに、「お前が思う以上に、この星は未知の世界だ」とジェイクが語るように、誰も見たことのない神秘の光景が広がっている。
物語の焦点は、ナヴィ初の悪役となるヴァラン。「救いを求めたのに、エイワに見放された」「炎は山からやってきて、森を焼き尽くした」と語るアッシュ族は、過去にパンドラの調和を保つ神のような存在<エイワ>にどんな裏切りを受けたのか?
そんなヴァランに歩み寄り、「その炎で世界を焼き尽くすには俺が必要だ」と、共闘を持ちかけるのが因縁の敵・クオリッチ大佐(演:スティーヴン・ラング)。彼らが手を組むことで、サリー一家はかつてない絶望に追い込まれていく。
さらに、サリー一家の養子である人間・スパイダー(演:ジャック・チャンピオン)の存在も物語の鍵を握る。パンドラでは人間が呼吸すると命を落とすため、フェイスマスクが必須のはずが、予告編では素顔で呼吸する姿が映し出される。これは人類の侵攻を示唆するのか――。ジェイクが「人間がマスクなしで生きられたら、ナヴィは滅ぼされてしまう」とネイティリ(演:ゾーイ・サルダナ)に語る場面は、物語の行方をさらに不穏にしている。
映像では、ジェイク・サリーたちが率いる森の民”オマティカヤ族“が翼竜イクランと共に敵陣に飛び込む空中戦や、“灰の民”アッシュ族が駆使する炎との闘い、ついには人間が莫大な数の最新戦闘機で攻め込んでくるシーンなど、キャメロン監督ならではの圧倒的な映像美とシリーズ史上最大スケールのアクションが展開される。監督自身が「予想を裏切る壮大な物語になる」と語る通り、心揺さぶられるドラマと迫力満点の映像表現に期待が高まる。
なお、公開を記念して第1作『アバター』が9月26日(金)、第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が10月3日(金)より、それぞれ1週間限定で3Dスクリーンにて再上映されることも決定している。