9月26日発表の最新「オリコン週間文庫ランキング」では、吉田修一氏の『国宝 上 青春篇』が、週間3万1583部を売り上げ、8週連続1位。『国宝 下 花道篇』も週間2万8223部を売り上げ、8週連続2位にランクインした。


 8月11日付で上巻が1位、下巻が2位を獲得してから最新9月29日付まで、8週連続でシリーズ2作品が「オリコン週間文庫ランキング」1位・2位を独占した。同ランキングにおいて、同一シリーズが8週連続1位・2位独占は史上初となる。

 2021年9月の発行から4年をかけ、9月8日付で累積売上部数の上下巻合計が100万部を突破して以来、さらに売上を伸ばし、上巻66万8822部、下巻58万225部で合計124万9047部に到達した。

 本作は、極道と梨園、生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく物語。俳優・吉沢亮主演で映画化され、9月8日に配給元の東宝が興行収入133億円(興行通信社調べ)突破を発表。第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定している。

 続く3位には、9月12日より公開中の福山雅治主演映画『ブラック・ショーマン』の原作本である、東野圭吾氏『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』が週間売上1.3万部でランクイン。前週9月22日付に続き2週連続の文庫ランキングTOP3入りとなった。

「オリコン週間“本”ランキング」は「2008年4月7日付」よりスタート
「ビジネス書」「新書」は「2008年4月7日付」よりスタート
それ以外のジャンル別・形態別は「2010年5月24日付」よりスタート

<クレジット:オリコン調べ 2025年9月29日付:集計期間:2025年9月15日~21日>
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