■『RIZIN.51』全選手インタビュー(26日/名古屋市内ホテル)
 第3試合で冨澤大智と対戦する平本丈が、2日後に迫った試合に向けて「15分間漬けきる。耐えれるもんなら耐えてみろよ」とレスリングで圧倒すると宣言した。

 RIZINで圧倒的な存在感を誇る平本蓮を兄に持つ丈は、2023年大みそかのYUSHI戦でRIZINデビュー。今年5月の『RIZIN男祭り』ではRISE二階級王者の田丸辰と対戦し、巧みなタックル&強烈なヒジで追い込み判定勝利した。

 連勝を目指す今回、試合展開のイメージはレスリングで圧倒して漬けきることを想定するが、「あっちは打撃でぶっ倒すとか言ってるけど、打撃をまだ試合で見せてないけど打撃も寝技も僕のほうが上だと思ってるんで。普段は兄貴とかトップの人と練習しているので、そこら辺は全然心配ないです」と打撃勝負にも自信を見せる。

 事前番組には兄だけでなく父や弟も出演しており、家族の絆の強さを感じさせた。日頃からの考えとして「家族だけじゃなくいつも練習しているジムのメンバーとも戦う意識が、僕らのチームは特に強い。みんなのためにも自分のためにも勝つ」と団結力を誇る。

 冨澤からの「平本蓮の弟ってだけ」という挑発にも、「勝手に言ってりゃいいんじゃないですか。その平本蓮の弟に倒されちゃった、で終わると思うんで」と返した。過激な発言で常に賛否両論を巻き起こす兄・蓮に対して「俺は誇りを持ってるし、その兄貴とずっと一緒にやってきた」と胸を張った。

 また、冨澤の「俺は根性負けしない」という発言に対しても「MMAは根性でどうにかなる競技じゃない。俺もチームを背負って戦う覚悟がある。(冨澤が)どんな根性があるかわかんないけど前回の試合もタップしてるし、本当に根性があるのかよ」と、冨澤が『RIZIN男祭り』で山本アーセンに一本負けした結果を取り上げ、「冨澤が失神してるところを見れると思うので、期待しててください」と予告した。

 今後の展望についても「フライ級はトーナメントがあってどんどん盛り上がっていくので、そこに来年にでも組み込めるぐらいになりたい」と意欲を語った。

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