◆「コストを抑えつつ高いクオリティを実現しました」 段ボールで作られたハイレベルな回転寿司
――Instagramでは、「家に欲しい」「愛がいっぱいつまってますね」「実現できるアイディアと行動力が本当にすごい」「売ってたら買いたい」などと反響を呼びました。回転寿司の制作について教えてください。
「制作期間は丸3日間で、制作費は約2000円です。モーター以外は全て段ボールで構成されているので、コストを抑えつつ高いクオリティを実現しました」
――難しかった点や苦労した点は?
「全て段ボールで作っているため、強度を確保する設計が最大の難関でした。特に、回転レーンが滑らかに動きつつ耐久性を保つための構造には、相当な工夫を重ねました」
――回転の仕組みはどのようになっているのでしょうか?
「自転車のチェーンを段ボールで再現し、それにモーターを接続して回転させています。実際に動く構造を段ボールで実現できた点に、技術的チャレンジの妙味があります」
――「ビッくらポン!」の仕組みは?
「プログラム制御されたボタン操作により、カプセルが1つだけ排出される仕組みです。段ボールながらもエンタメ性を損なわない仕組みづくりを重視しました」
――完成してみて、感想はいかがですか?
「大変満足しています。段ボールだけとは思えない再現度と動作に自分でも驚きましたし、完成した瞬間の達成感は格別でした」
――再現度の高さに驚きの声も寄せられていますが、制作時のこだわりを教えてください。
「本物のような見た目と仕組みへのこだわりを徹底しました。『ビッくらポン!』だけではなく、小物類や演出まで再現することで、『高すぎる再現性(驚異の120%)』を体現できたと自負しています」
◆細かな演出で「高すぎる再現性」を体現 今後もみんなを驚かせる作品を作りたい
――段ボールでは実現しにくいものはあるのでしょうか?
「水を使うような装置は段ボールでは実現が難しく、過去に挑戦して失敗した経験があります。段ボールは吸湿・劣化のリスクがあるため、水回りの仕組みは今回断念しています」
――ご家族やご友人など、周囲の人からの反応はいかがですか?
「意外にも、家族は私の作品に見慣れていて、『すごいね』と言いつつ驚きはあまりなかったです。
――今後制作してみたいものはありますか?
「もっとみんなが腰を抜かすような、すごい作品を作りたいと強く思っています。次回も期待を上回るクオリティと驚きがある作品を目指して、さらに挑戦を続けたいです」