俳優の本田響矢が6日、東京・シアタークリエで行われた音楽劇『エノケン』の取材会に、主演の市村正親、共演の松雪泰子豊原功補とともに出席した。

 本作は、戦前から戦後まで、昭和の日本を笑いで照らし続け“エノケン”の愛称で親しまれた喜劇俳優・榎本健一の波乱の人生を又吉直樹(ピース)が新作戯曲として書下ろしたもの。
エノケンを市村、エノケンの妻・榎本よしゑを松雪、エノケンの息子・榎本えい一(※えい=金偏に英)と劇団員・田島太一の2役を本田、脚本家・菊谷榮を豊原が演じる。

 あす7日に初日公演を控え、本田は「僕自身、7年ぶりの舞台。1ヶ月間のけいこを積み重ねて、とてもたくさんのことを学ばせていただいた。全力で頑張っていきたい」と言葉に力を込める。

 主演の市村をはじめ、実力派キャストとの共演は刺激になってようで「台本にたくさんメモしました。言っていただいた言葉や、皆さんの姿を見て学んだことがありました」と明かしながら「本当にありがとうございました」と頭を下げて感謝を伝えた。

 同舞台は、あす7日~26日まで東京・シアタークリエにて上演されるほか、大阪、佐賀、愛知、川越公演も予定している。市村は「エノケンという何とも素晴らしい人間がいて、その彼を取り巻く人たちの物語です。とてもいい舞台に仕上がっていると自負しております。ぜひ期待して来てください!」と呼びかけていた。
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