同作は、さまざまな偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。及川は主人公の心優しきゲイ・波多野玄一、手越は中学教師でクールなゲイの作田索を演じる。15歳のトーヨコ中学生・楠ほたる(白鳥)が、2人の恋物語をかき乱す。
主題歌は、甲本ヒロト作詞・作曲によるザ・ハイロウズの名曲「バームクーヘン」。そのカバーの一端がわかる、主題歌「バームクーヘン」特別映像も公開された。
レコーディングを終えた3人は「今回『バームクーヘン』は原曲とアレンジが違っていて、牧歌的というか、かわいらしい仕上がりになったなと思いました。なので、力まずに楽しく歌えました」(及川)、「3人でどんなメロディラインになっているのか、どんなハーモニーになるのかすごく楽しみです」(手越)、「ヘッドホンから聞こえる及川さんと手越さんの安心できる歌声に勇気をもらい、だんだんと楽しく挑むことができました。お二人の存在の大きさを改めて実感しました」(白鳥)と、それぞれコメントを寄せている。
また、本作プロデューサーの河野英裕氏は「『バームクーヘン』はこの世界を作る“形”の歌です。企画書を書いているとき、この曲を何度も聴いていました。そして、登場人物たちの“形”ができました」とコメント。ドラマの音楽と共に主題歌編曲を担当している赤い靴(東川亜希子、神谷洵平)は「ザ・ハイロウズさんの原曲、ドラマの台本を読ませていただいた上で、楽曲の持つパワー、『ぼくたちん家』のストーリーとの世界観の調和性を理解し、それをより身近に、コミカルに、シンプルさが際立つ楽曲のパワーを及川さん、手越さん、白鳥さんの歌と調和できるようなサウンドにアレンジしてみました」と語った。
アーティストとして活躍する及川と手越、人生初のレコーディングに挑戦した白鳥は、ドラマの役を投影しながらどのようにカバーしたのか。コメントの通り牧歌的でかわいらしい、その歌詞も含めてドラマを体現するかのような絶妙なハーモニーがポイントとなる。
【コメント全文】
■及川光博
今回「バームクーヘン」は原曲とアレンジが違っていて、牧歌的というか、かわいらしい仕上がりになったなと思いました。なので、力まずに楽しく歌えました。心残りがあるとすれば、玉ちゃん(白鳥玉季)のレコーディングに立ち会えなかったこと。ちょうどレコーディング前日に玉ちゃんと話していて、「歌を歌うこと自体が得意じゃないんです。まずレコーディングっていう経験がなくて」って話をしていて、「大丈夫!僕がついてる!」って言ったのに結局ついてなくて、ごめんね玉ちゃん(笑)。
あと、手越くんは器用なボーカリストだなという印象ですね。そして、何よりこの甲本ヒロト先輩の楽曲をこうやってカバーするっていうのが、「人生何が起こるかわからないな」と思いました。甲本先輩と私は何度か接点があり、大切な思い出もいくつかあるので、今度先輩に会ったらちょっと照れてしまいそうです(笑)。ちなみに甲本ヒロト先輩いわく、「ミッチーはとても社交的だけど、友達が少ないタイプ」とのことです。チャオ☆
■手越祐也
3人でこうやって唄を歌えるっていうことは考えていなかったことで、すごく楽しみにしていました。
■白鳥玉季
主題歌を歌わせていただくことも、ブースに入って歌を録ることも初めてだったので、お話をいただいた時からずっと不安を感じていました。実際のレコーディングでは、ヘッドホンから聞こえる及川さんと手越さんの安心できる歌声に勇気をもらい、だんだんと楽しく挑むことができました。
おふたりがどんな表情や動きで歌っているのか想像しているうちに、自然と緊張も解けていて、自分でも驚くほどワクワクしていました。おふたりの存在の大きさを改めて実感しました。
不安でいっぱいだったレコーディングも、こうして無事に皆さんへお届けできることになり、今はホッと安心しています。「ぼくたちん家」にぴったりの温かい仕上がりになったと思うので、ぜひ何度でも聴いていただけたらうれしいです!
■河野英裕氏(プロデューサー)
ヒロトとマーシーの作る歌が、自分の全部を作っている。まさに僕の神様です。そんな神様の曲でドラマの最後を飾ることができるなんて!それも及川さん、手越さん、白鳥さん、3人のカバーで!
「バームクーヘン」はこの世界を作る「形」の歌です。企画書を書いているとき、この曲を何度も聴いていました。そして、登場人物たちの「形」ができました。
■赤い靴(東川亜希子、神谷洵平/音楽担当、主題歌「バームクーヘン」編曲)
「ぼくたちん家」の劇伴音楽と共に、ザ・ハイロウズの「バームクーヘン」をドラマの主題歌としてアレンジするお話をいただきました。
果たして我々にできるのか!?という重責を最初は感じていましたが、ザ・ハイロウズさんの原曲、ドラマの台本を読ませていただいた上で、楽曲の持つパワー、「ぼくたちん家」のストーリーとの世界観の調和性を理解し、すぐにアレンジのイメージが湧きました。「バームクーヘン」の歌詞のポジティブな世界には社会の風穴を感じました。
それをより身近に、コミカルに、シンプルさが際立つ楽曲のパワーを及川さん、手越さん、白鳥さんの歌と調和できるようなサウンドにアレンジしてみました。どうかたくさんの方に届きますように!!