『プレデター：バッドランド』狩るか、狩られるか──プレデターを襲う史上最凶の脅威を捉えた予告解禁

　シリーズ初となる“プレデターを主人公”に描いた映画『プレデター：バッドランド』（11月7日、日米同時公開）の最新予告映像が公開された。“最悪の地”バッドランドを舞台に描かれる本作は、これまでのどの「プレデター」作品とも一線を画す、まったく新しいプレデターの物語。

　映像は、凄まじいスピードでジャングルを滑落し、過酷な惑星＜バッドランド＞に着陸するプレデターの姿で幕を開ける。投げ出された若きプレデター＜デク＞が拳を地面に叩きつけ、咆哮を上げる。これまでマスクの下に素顔を隠し、“狩る者”として君臨してきたプレデターが、苦しげに呻（うめ）く姿――それはシリーズの新たな幕開けを鮮烈に印象づける。

　「ようこそ、宇宙で一番危険な星へ」――その言葉どおり、大地も空も森も、すべてが牙を剥く惑星バッドランド。そこでデクを待ち受けるのは、シリーズ史上最凶の捕食者たちだ。

　3本の長い足を幹に絡ませ進む巨大な生物、象のような鼻と硬い甲羅を持つ怪物、長い尾を持つ翼竜のような飛行生物、実を爆弾のように破裂させ鋭い棘を飛ばす植物など――異形の脅威が次々とデクを襲う。

　そんな彼が出会うのは、半身のアンドロイドの少女・ティア。極限の地で出会った二人は、生き延びるため手を組むことを決意する。過酷な旅の果てに、彼らはバッドランド最強の敵――全身を鋭い牙で覆われた巨大な怪物と対峙する。さらに銃を構えた人間らしき部隊も登場し、“ヤバすぎる者同士”の狩りは苛烈さを増していく。

　「狩られてたまるか」──“失敗が死を意味する”惑星で、若きプレデターは生き残ることができるのか？

　ド派手なアクションとともに、真紅の剣や羽のような形をした盾など、プレデター特有の武器も多数登場。シリーズごとに進化してきた武器の数々が、バッドランドでどのように使われるのか期待が高まる。

　今年7月のサンディエゴ・コミコンで、ダン・トラクテンバーグ監督はこう語っている。

　「観客がプレデターの背中に“括り付けられて”旅をする──そんな体験にしたかった。恐ろしくも反英雄的な存在と、まったく異なる少女が共に進む。この予測不能の冒険こそが『プレデター：バッドランド』です」

　同時に公開された本ポスターは、荒野を背に一人立つデクを描いたティザービジュアルとは対照的に、鬱蒼としたジャングルで植物の蔓や触手に囲まれながら、真紅の剣を構えるデクと銃を手にしたティアが背中合わせで共闘する姿を捉えている。孤高の戦士が、少女に背中を預ける――。“プレデターの常識”を覆す挑戦的なビジュアルだとなっている。