本作は、元新聞記者ならではのリアリティーある描写でベストセラーを多数生み出している堂場瞬一氏による警察小説『コーチ』(創元推理文庫)が原作。
唐沢は「若い人たちの演技がすごいんです。二度見しますね」と、共演する俳優陣を絶賛。この日、出席した倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー、阿久津仁愛について「カナちゃんは、微妙な感情の動きがすごくうまいんです。そういうところを見てほしい。犬飼くんはすごく荒いんです。それを最後の最後に見事に自分のものにして、自分の足で立ち上がる瞬間がかっこいいんです。メンディーくんは見た目が派手だけど、(劇中では関口に)見えないと思います。阿久津くんは2、3日しかあってないけど、(阿久津自身も)泣き虫だという部分もあるんだけど、すごくいい」と詳しく紹介すると、倉科らはうれしげな笑顔を見せた。
続けて、唐沢は「影響されるところもあります」と刺激を受けていることを告白。「ちょっと(アドバイスを)言ったことで、人間ってこんなに変わるのかと。
一方、今までも複数回にわたって共演している木村多江は、唐沢について「毎回、ちゃんと違う人。唐沢さんは『(唐沢自身が)余計なことを言う』とおっしゃっているのですが、日常の会話の中に(芝居の)ヒントがあったりして、待っている時間にすごく好き」と唐沢のコーティング術を称賛。「そんなことはない」と照れ隠しをする唐沢に対し、木村は「時々、むすっとして機嫌が悪いときもありますけどね」と伝え、笑いを誘った。