同館は「こころとからだの健康につながる、笑いのチカラ」をテーマに、展示だけでなく、多彩なステージやプログラムを実施。高さ約20メートルの巨大な笑顔の球体「タマー」と「アシタ広場」で、笑顔あふれるさまざまな「アシタ」を提案してきた。他パビリオンとは異なる趣向が目立った。
特に、芸人&パフォーマーと来場者が毎晩繰り広げる「カラオケ盆踊り」は、万博の一つの名物にまでなった。
来場者が飛び入りで歌うとあって、開幕当初は「誰か歌っていただける方いらっしゃいませんか?」と呼びかけないといけないほどだったという。しかし、最終日は270人以上が立候補。コール&レスポンスなど、音楽フェスのような熱狂ぶり。滋慶学園ダンサーズのファンも増えた。
なかでも、藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)は大功労者。暑い夏も踊り続けた。
ミキ・亜生が9月、トキの万博での様子について、自身のインスタグラムで報告し、「色んなパビリオンがあり、人も多く、初めてだった僕は、胸踊りました。しかし、横のトキさんに目をやると、笑顔はなく、口はずっと半開きで、目の焦点も合っていませんでした」と、なかばネタにしたこともあった。
最終日の夜、トキは「夏とかめっちゃしんどかったんですけど、暑いし、長いし。…ずって来てくださる方がいた」と本音。そして「私たちです。(感動を)もらっていたのは」と感謝を伝えた。
レイザーラモン(HG、RG)、浅越ゴエ、よしもとwaraii myraii館の武林裕輔館長、スタッフたちもずらり集合し、ギネス世界記録達成が発表されると、「M-1もキングオブコントもとってないけど、ギネスもらった!」と誇った。