依頼者は長野県で文具販売会社を経営している男性。
30年ほど前、父が200万円を貸していた友人の店が倒産。その際「返済を少し待ってほしい」と、このお宝を渡されたが、結局そのままになってしまった。3年前に他界した骨董好きの父は、「200万円以上する」と考え、いつか番組で鑑定してもらいたいと楽しみにしていたと言う。
スタジオでお宝が登場すると、MCの今田耕司は「間違いないくらい…。ニセモノでこんなん描けない」と本物だと予想するが、秀畝についてVTRで紹介されると、少し雰囲気の違う“お宝”に対して懐疑的な態度に。
依頼人は本人評価額として借金と同額の「200万円」と提示。対する今田は「5万円」とするが、鑑定額は「300万円」という結果に。スタジオからは歓声が上がり、今田は「本物だあ!」と驚く。
鑑定した「思文閣銀座」店長の金子朋裕氏は「真作に間違いございませ」と明言。「秀畝がまだ22・23歳の作品だと思います。実はこの作品には元になった作品があります」とし、幕末から明治期に活躍した画家・滝和亭の作品をもとに描いたもので「当時期待の若手であった秀畝に依頼をして、同じ図柄で描かせたと考えるのが自然かなと思います。
この結果にMBの福澤朗は「お父さん喜んでますよ!」と依頼者に語りかけていた。