俳優の大塚寧々、有森也実が18日、都内で行われた映画『ソーゾク』の公開記念舞台あいさつに参加した。

 遺産相続で揉める姉妹役で出演となった2人。
大塚は気の強い長女の佐藤礼子役で「気持ちよくて!バトルなせりふも多かった。せりふを言い終わる度に『こわ~い!』とみんなで言っていたんです(笑)。人間のおもしろさ、おかしさもあるけど根底には母を亡くした悲しみもある。そこを大切に演じました」と振り返った。

 有森は次女の田中聡美役。大塚とは初共演となった有森は「振り回す役が多かったんですけど、真ん中に挟まれてジタバタする役は今までにないキャラクターだった。大変でした…。お姉ちゃん、次男、次男の嫁に挟まれて…。だからと言って、自分の考えをまげることはできない。そういう部分はリアリティがあるなと思いました」としみじみ。

礼子の夫・佐藤誠一役の川瀬陽太は「男なんて濁流の中の枯れ葉みたいなもの。俺は嵐が過ぎるのをじっと待つ。
寧々さんという奥さんがガンガン行くので。目の前でゴジラ対ガメラみたいな感じなので」と苦笑いを浮かべていた

 高齢の母親が他界し、悲しみに暮れる鈴木家。ほどなくして始まった遺産分割をめぐり、長女・佐藤礼子(大塚寧々)と次女・田中聡美(有森也実)は実家を処分した売却金を分けることを提案するが、弟夫婦は跡継ぎであることを理由に土地家屋は自分たちのものだと主張する。そこへ亡き長男の妻・鈴木早苗(中山忍)も加わり、互いにぶつかり合う“争族”と化していく。

 そのほか、松本明子、たつなり、真木恵未、船ヶ山哲、渡辺拓弥、藤村磨実也監督も参加した。
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