野木氏の完全オリジナル脚本で届ける本作は、会社をクビになり、人生に詰んだどん底サラリーマン・文太(大泉)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う(?)かもしれないジャパニーズ・ヒーロードラマ。宮崎は、文太が“仮初の夫婦”として一緒に暮らすよう言われた見知らぬ女性・四季を演じる。
野木氏は、ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(20年)、『海に眠るダイヤモンド』(24年)、『スロウトレイン』(25年)をはじめ、映画『ラストマイル』(24年)など、緻密な構成と予測不能な展開、社会問題に斬り込む作品からエンターテインメント作品まで手掛けるヒットメーカー。
企画を立ち上げたのは4年前。SFやファンタジーが好きだという野木氏が「いつかSFを作る」という思いがかなった本作。情報解禁時には「その間に神様ドラマや宇宙人ドラマが放送され、似てやしないかハラハラと見守ったこともありました」とコメントしていた。
会見では「『大泉さんとドラマやりませんか?』とプロデューサーから声をかけられて。最初は“魔法使いもの”と言っていた。プロデューサーは“忍者もの”って言っていたりして、話し合いを重ねて今がある。ちょうどそのあとくらいにNetflixで『忍びの家』が発表されていたから、やらなくてよかったなと(笑)。Netflixの予算でやられていたら勝てない(笑)」と苦笑い。
“魔法使い”をやりたかった理由については「いつもと違うことがやりたかった。