俳優の岸井ゆきのと宮沢氷魚が30日、都内で行われた映画『佐藤さんと佐藤さん』(11月28日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。W主演を務めた2人はお互いの印象について語り、“相思相愛”ぶりを見せた。


 今作の出演で初対面となった2人。岸井は宮沢と初めて会った際の印象について「絶対どこかで会ったことがある気がする」と振り返った。その上で「自然に話せる関係性で、芝居に没入できた」と話した。

 一方の宮沢は岸井を“ゆきのちゃん”と呼びながら「共通の知人から本当に優しくて魅力的と聞いていた」と明かした。時折、岸井と目を合わせ「会った時のゆきのちゃんはそう思っていたよりもはるかに優しくて“太陽のような存在”だった」と持ち上げた。

 本作は“夫婦”という誰でも人生において一度は考えるテーマを軸に、人と人との関係を丁寧に、そしてヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。芯が強く明るい佐藤サチ役を岸井ゆきの、真面目でインドアな佐藤タモツ役を宮沢氷魚が演じる。

 舞台あいさつは、開催中の『第38回東京国際映画祭』内で行われた。この映画祭は世界から監督や俳優、映画関係者などが集まるアジア最大級の国際映画祭。11月5日まで開催され、上演本数は184本となる。舞台挨拶には、岸井、宮沢のほか、天野千尋監督らが登壇した。
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