俳優の北川景子が主演する映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)に、今年で結成20周年を迎える人気バンド・SUPER BEAVERのボーカル、渋谷龍太が出演している。映画初出演となった渋谷の撮影時の舞台裏を垣間見ることができるメイキング映像が解禁となった。

 本作は、トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描き、「第44回日本アカデミー賞」最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』(2020年)の内田英治監督が、原案・脚本・監督を手掛けたヒューマン・サスペンス。

 借金取りに追われながら東京へ逃げてきた永島夏希(北川)が、2人の子どもの夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく。夏希のボディガードとなる格闘家・芳井多摩恵役で森田望智のほか、Snow Manの佐久間大介、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研らが出演。エンディングテーマを世界的ピアニストの角野隼斗が手がける。

 解禁となったメイキング映像には、「渋谷と申します。よろしくお願いします」と、丁寧にクランクインのあいさつをする渋谷の姿が。夜の街で暗躍する闇の世界のトップ・サトウ役に起用された渋谷。映像では、車中から事件現場を眺め、物思いにふけるシーンも公開され、眼光鋭い冷酷さと人をひきつける妖しいカリスマ性を感じさせる演技を披露。「カット!」の声がかかった途端に見せる人懐っこい笑顔やスタッフと交流する様子なども収められており、その人柄を垣間見ることができる。

 初日を終えた感想を聞かれた渋谷は「こういう現場が初めてで、どうなるのかドキドキしていたんですけど、スタッフの方も出演者の方もすごく良くしてくださって、必要以上の緊張をしないようにしてくれて、過度な緊張もせずにできてありがたかった」とホッとした様子で語る。

 また、演技については「本当にわからない!“すごく自然でしたよ”とか北川さんも森田さんも言ってくださったんですけど…果たして!みたいな!」と、まだまだ戸惑いを隠せない様子。しかし、撮影期間を終え、クランクアップのあいさつの場面では、キャストやスタッフに「ありがとうございました」と繰り返し頭を下げ、監督から花束を受け取ると、「うれしい!光栄でした。いろいろ助けてくださり感謝です」と伝え、充実した表情を見せていた。

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