TVINGは2020年のサービス開始以来、「カンヌ国際シリーズフェスティバル」や「AACA(Asian Academy Creative Awards)」などで受賞実績を重ね、短期間で存在感を高めてきた。背景には、CJ ENMとドラマ制作会社STUDIO DRAGONが長年にわたり築いてきた知的財産(IP)と制作体制がある。『ミセン -未生-』『応答せよシリーズ』『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』『シグナル』など、日本でも評価の高い作品群が、TVINGの基盤となっている。そして、2025 年を「グローバル展開元年」と位置づけ、ディズニープラスとの複数年にわたるコンテンツ提携により、海外初進出を果たした。
TVINGの最高経営責任者(CEO)ジュリー・チョイ氏は、ディズニープラスとの提携について、CJ ENMとの長年の協力関係が支えとなったと説明する。「私自身が以前ディズニーに所属していたこともあり、相互の信頼関係がすでに築かれていました。今回を契機に、TVINGの作品に加えて、CJ ENMによる優れたコンテンツも選定し、さらに協働を深めていきたいと考えています」と語る。
最初の進出先に日本を選んだ理由として、同社は三点を挙げた。第一に、日本が米国・中国と並ぶ世界有数のコンテンツ市場であること。第二に、アジア圏において韓国ドラマの受容度が高く、「韓国コンテンツの反応を測る指標となり得る市場」であること。第三に、ディズニーのブランド力がすでに浸透しており、視聴者に円滑にリーチできる点である。
「日本はコンテンツ市場として非常に大きく、OTT市場としてもまだ伸びしろがあります。
日本で成功すれば、アジア、さらにはグローバル展開への波及につながると見ている。これまで韓国コンテンツは、作品ごとに NetflixやDisney+などへ販売するかたちで海外展開が進んできたが、今回はプラットフォームそのものを展開する“プラットフォーム輸出”である点が新しい。ローカルからグローバルへの成長を目指す重要な一歩となる。
チョイ氏はさらに、TVINGの躍進を支えてきたのは「新しい才能が挑戦できる場を継続して提供してきたこと」だと強調する。「私たちは、経歴よりもストーリーの独創性や、クリエイターが持つ新しい視点を重視してきました。企画を形にすることに継続して投資してきた結果が、今のTVINGにつながっています」。実際に、『酒飲みな都会の女たち』『身代金 狂気の生き残りゲーム』など、TVINGを代表する人気作品の中には、若手監督による初の作品も多い。また、「韓国のコンテンツを日本の視聴者に届けるだけでなく、日本のクリエイターとの共同制作の機会も、今後さらに広がると考えています」と期待を述べた。
チョイ氏は米ハーバード大学で応用統計学および経済学を学び、ウォルト・ディズニー・コリアなどで戦略要職を経て、23年にTVINGのCEOに就任。韓国OTT業界初の女性トップとして、事業拡大を主導している。
最後に、リーダーとして大切にしていることについてこう語った。
「最も大事にしているのは“真心”です。ビジョンに自分が心から共感できているか。作品が本当に人に届くと信じられるか。決断がスタッフにとってプラスになるものか。常に自問しながら意思決定をしています。心からそう思えることが、人を動かし、組織を動かす力になると信じています」

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