橋本環奈、金髪×特攻服に手ごたえ「もちろん初めて着ましたけど…」　吉田鋼太郎との“親子”役には絶対の自信【インタビュー】

　2026年1月12日スタートのフジテレビ月9ドラマ『ヤンドク！』（毎週月曜　後9：00※初回30分拡大）で主演を務める俳優の橋本環奈（26）がこのほど、囲み取材に応じた。本作で元ヤンの医師というクセの強いキャラクターを演じる橋本だが、演じる上での心構えや共演者とのエピソードを語ってくれた。

　本作はバリバリのヤンキー娘・田上湖音波（橋本）が猛勉強の末に医師となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら旧態依然とした医療現場をパワフルに改革していく痛快医療エンターテインメント作品。オリジナルストーリーを紡いでいくのは、脚本家・根本ノンジ氏で、橋本とは昨年の『おむすび』（2024年～2025年、NHK）でも組んでおり、２年連続のタッグとなる。

――自身初のフジ月9主演作と聞いた際の心境を教えてください。

すごく楽しみだなと。小学生の時からいろんなドラマを見ていましたが、月9は多くのヒットドラマを輩出してきましたのでその枠で演じるというのは、楽しみな気持ちが大きいですね。

――クセの強いキャラクターを演じることの難しさをどう感じていますか？

いや、難しいです。岐阜弁で話すことが多く、さらに感情が高ぶったときに岐阜弁を話すんです。感情に加えて、方言も合わせなければいけないのですが、方言指導の先生がとても親身になって向き合ってくれているので、有難いです。

――お気に入りの「せりふ」はありますか？

「たわけ」という言葉が一番出てくるんですよ。それは、だんだんと馴染んできた気がして、もう自然に言える印象がありますね。

――演じるキャラクターの印象を教えてください。

個性的なキャラクター。明るく、その場にいるだけで空気をガラッと変えてしまう。でも湖音波と似ている部分が多くて。身近に感じるのでやりやすいです。

――どんな部分が似ていますか？

「ビールを飲みながらガハガハ笑っている」というト書きを見たとき、（脚本の）ノンジさん、私のこと言っているのかなと思って（笑）。もちろん色々な事を真面目に考えるんだけど、ある程度は気にしない気楽さがすごく似ていると思っていて。そして湖音波も、元ヤンならではの正直さというか、とにかく真っ直ぐ。そうした体当たりでぶつかっていくところは私と似ているのかなと思っています。

――今回、吉田鋼太郎さんと親子役になるかと思いますが、撮影エピソードはありますか？

鋼太郎さんは本当に面白い方！段取りとかテストとかでスタッフさんが笑っちゃうこともありましたね。なんか、すごく血がつながっている感じがします（笑）。

今日、鋼太郎さんとのシーンで、ほかの登場人物から「同じだねみたいな、親子だね」と言われるシーンを撮影するのですが、絶対うまくいく自信があります。（撮影では）監督も楽しくなっちゃって、2人のシーンは「じゃあもうアドリブで」みたいに。大興奮なオヤジですし、最高のオヤジです。

――あまり、親子という想像がつきにくいのですが…？

本当ですか！見たらしっくりくると思いますよ！“（娘が好きすぎて）ウザい親父”を体現するのが本当にうまくて、さすが鋼太郎さんだなと。今まで共演させていただくことはあったのですが、絡みがあるシーンを撮ったことがなかったんですよ。今回は親子、今回一緒にやらせていただいて、こんなに楽しく、スムーズに親子関係を築けると思ってなかったので、良かったなと思いますね。

――改めて作品の魅力を教えてください。

ノンジさんの描く脚本は軽妙でテンポ感のある楽しいシーンの一方、脳神経外科医の本質に迫ってもいる。周りから最初は本当に信頼がないところからのスタートだったけど、患者とまっすぐ向き合う姿勢、湖音波先生らしさが周りの意識を変えていく。ヤンキー魂は胸に秘めつつ正義感を持って、真面目に医者として戦っているところが描けていると思うので、そこはこの作品の良さだと思います。

――公開されたビジュアルでは金髪ヤンキー姿を披露されていましたね。

ヤンキーではないので、もちろん初めて着ましたけど、馴染んでいましたよね。意外にやれるなって。最初はショッキングピンクの特攻服に、金髪は浮いてしまうかなと思ったんですけど、フジテレビの駐車場で撮ったとは思えないぐらい、いい感じでしたね（笑）。すごく楽しかったです。