『ダブルインパクトツアー2025』の大阪公演が23日、大阪城公園・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで開かれた。

 今年7月に日本テレビ・読売テレビ系で放送された、最強のネタ芸人を決める新たなお笑い賞レース『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント二刀流No.1決定戦2025』。
そのファイナリストや準決勝進出者によるツアーが全国5都市で開催されている。

 大阪公演では、初代王者・ニッポンの社長をはじめ、コットン、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、カベポスター、トム・ブラウン、マイスイートメモリーズが出演。全コンビが「漫才」と「コント」の両方を披露。当時の熱戦を思い出すような、笑いと活気にあふれるステージとなった。

 前説では、木尾モデルが自慢の筋肉を披露して客席を温めた。そして、エンディングでは、トム・ブラウンがMCを担当。布川が改めてニッポンの社長に「優勝、おめでとうございます!」と伝えると、客席からも万雷の拍手が贈られた。

【コメント】
■ニッポンの社長(初代王者/辻皓平、ケツ)
辻:こんなすごいメンバーの中で、トリをやらせていただいて、また優勝を実感できたし、その分、絶対にウケなあかんという責任感もありました。もし来年も『第2回ダブルインパクト』が開催されるなら、どんどん盛り上がってほしいです。そうなると毎回僕らの名前も出るので、恥じないようにがんばります。

ケツ:このツアーで『ダブルインパクト』出場メンバーの顔を見て、7月21日の優勝したときのことを思い出してワクワクしましたし、お客さんに『優勝おめでとう』という温かい表情で迎えていただけたので、そこで優勝を改めて実感させてもらえました。僕らも同じだけがんばるので、大会が大きくなることを願っています。


■ななまがり(ファイナリスト/森下直人、初瀬悠太)
初瀬:めっちゃ盛り上がりましたね。漫才師のイメージが強い人のコントが観られたり、その逆もあったり、それぞれのコンビの漫才・コントの両方が一度に観られる機会って滅多にないので、お客さんの満足度も高いと思います。

森下:漫才・コントの2本やるっていうのをもっと皆さんに知ってもらいたいですね。決勝メンバーは全員出演するんですが、ここまで7公演やってきてエンディングのトークでも“まるで新喜劇”のようなおなじみの流れもできあがってきたので、そこも楽しみに観てもらいたいです。

■セルライトスパ(ファイナリスト/肥後裕之、大須賀健剛)
肥後:僕らのホームである大阪で、漫才とコント2本できて幸せです。エンディングのトークでも、次第にみんなでやる“ノリ”も生まれていて楽しいですね。ファイナリストの中で、なぜか僕らとスタミナパンがめちゃ間違えられるので、勝手に親近感を覚えています。

大須賀:ツアーは楽しかったです。来年も『ダブルインパクト』があるなら、絶対出たいと思いました。ニッポンの社長が『ダブルインパクト』で優勝して、2位だったロングコートダディが『キングオブコント』で優勝したので、これは3位だった僕らも続かないと、という思いです。

■コットン(ファイナリスト/西村真二、きょん)
きょん:各コンビ、ここでしか見られないパフォーマンスをやっているなという印象です。このツアーでないと生まれないノリも生まれたりして、やっぱり優勝したニッポンの社長さんの『お客さんを楽しませるぞ』という部分がすごくいい。
そこが見どころかなと思います。

西村:『ダブルインパクトツアー』は5都市を回らせていただくんですけど、各地のご当地ケータリングも楽しみのひとつです。大阪のケータリングは『551 蓬莱』のお弁当だったんですが、これまで豚まんとシュウマイしか食べたことなかったので、お弁当のおいしさに感動しました。

■スタミナパン(ファイナリスト/麻婆、トシダタカヒデ)
トシダ:漫才・コントの2本見られるというのがぜいたくですよね。吉本の方々と一緒の舞台でやる機会があまりないので、僕自身も舞台袖で『ぜいたくだなぁ』と思いながら観ていました。漫才とコント、両方やれる人とやれない人がいる中で、僕らはやれる側だったというのがわかったので、『ダブルインパクト』が今後も続くなら出たいなと改めて思いました。

麻婆:カベポスターは漫才のイメージがあるんですけど、今日コントを生で観たのが初めてだったんです。そういう、あまり観られないネタを見られるので僕自身も楽しめました。芸人仲間に『おもしろい』と言われている人って、漫才・コント両方やれる芸人に多いと思うし、こんな賞レースは他にないので、また出られるなら出たいです。

■マイスイートメモリーズ(準決勝進出/トランスフォーム福田、花谷豊)
福田:僕らは大きな賞レースのツアーに参加するのが初めてなので、選んでいただいてめちゃくちゃうれしかったです。スタミナパンさんとは予選の時に同じ楽屋だったんですけど、今日も同じ楽屋だったのでうれしかったです。

花谷:スタミナパンさんとは他事務所の方の中でも面識があって仲良くさせていただいているので、気さくに話せました。
他のメンバーもユニットライブをやっていたりするので、本当にリラックスして楽しめました。

■トム・ブラウン(準決勝進出/布川ひろき、みちお)
布川:公演中にスタミナパンの麻婆が、漫才やコントを“投げる”動きを『漫才玉』『コント玉』という言葉で表してたんですけど、来年ももし開催されるなら浸透するかもしれませんね。

みちお:『ダブルインパクト』でやったネタが出てきたら拍手が起きたりして、お客さんも一緒に盛り上げてくれている雰囲気があって温かかったです。一線級の芸人さんたちの漫才とコントが同時に見られるのはお得だと思いますね。でも、楽屋ではネタが終わるとすぐコント衣装への着替えが始まるので、予選を思い出してました。

■カベポスター(準決勝進出/浜田順平、永見大吾)
浜田:楽しかった!顔なじみのメンバーだったんですが、『ダブルインパクトツアー』ということで、ニッポンの社長さんを大将に掲げて、WWホールというデカい会場で漫才とコントができたのが最高でした。賞レースは緊張しましたが、それを経て皆さんと一緒に漫才・コントをゆったり楽しみながらやれました。

永見:僕らは準決勝で負けちゃったんですけど、ツアーに参加させていただいてうれしい反面、やっぱり決勝に出たかったなという気持ちがより強くなりました。関西の賞レースは、僕らは芸歴制限の関係でもう出場できなかったりするんで、その中で『ダブルインパクト』の存在はうれしいなと改めて思いました。
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