『レガシィ』は1989年、当時の主要車種だった3代目『レオーネ』の後継車として登場。長くスバルのフラグシップモデルとして世界中で愛された。初代からクルマの命運を握る評価担当という大役を担ったのが、辰己氏。「安全、安心のためには走りを極めよう」と行ったのは、徹底した走り込み。「100万キロくらい走ると、クルマのことが少し分かってくるような気がした」と、気が遠くなるような数字の告白に、おぎやはぎも絶句する。
当時の富士重工(スバル)は、「スバルにバブルはないと社内で話していた」というほど、好景気の恩恵を受けられなかったという。売り上げ不振から、辰己氏ら多くの開発者がディーラーへ出向に行き、セールスの大変さを、身をもって知ることに。こうした経験で感じた危機感が、社内の空気を変えていったという。辰己氏はモチベーション醸成の経緯を打ち明ける。
そして開発がスタート。開発費は「今、考えると天文学的数字」だという。「それだけかけてもやるんだというスバルの上層部、経営陣の判断だと思う」と、会社の心意気を感じたとも。
プライベートではオフロードレースにも参加し、チャンピオンになったこともあるという辰己氏。レースに出ていたからこそ分かるクルマの特徴を、開発にも生かしていったという。また、研究対象には、高級欧州車の名前も。「欧州車は何十歩も先をいってるよね」。追いつき追い越せのつもりで熱が入ったという。本場ドイツでのテスト走行では、驚くべき出来事も。
そんな『レガシィ』は今年3月、惜しまれつつも日本国内での販売にピリオドを打った。小木も「これは寂しいよね。僕が寂しいもん」と本音を口に。それでも、日本自動車殿堂の歴史遺産車にも認定され、有終の美を飾った。手塩にかけて育てたクルマに対する、辰己氏の率直な思いも聞く。

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