スノーボード・ハーフパイプの2022年北京五輪の金メダリスト、平野歩夢(27)が15日、都内で行われた『平野歩夢 2025-2026 シグネチャーゴーグル発売記念イベント』に登場した。昨年誕生した子どもについてや、“命”についての想いを語った。


 平野は中国各地で開催されたスノーボードW杯で優勝後、きのう帰国。凱旋直後となった同イベントでは、アメリカ・カリフォルニア発のスポーツ&ライフスタイルブランド「オークリー」より発売する、自身初となるシグネチャーモデルのゴーグルを発表した。

 “命”をテーマにしたというゴーグルには、バンドに競技人生と家族への深い想いを表現した「命」の一文字が力強いグラフィックで描かれている。囲み取材では、「自分がこれまでスノーボードに命を懸けてきたということと、家族ができて、子どもが生まれたので命の誕生という意味も込めた」と平野。

 海外の遠征も多く、常に無事に帰ってこられる保証がない中で「生きさせてもらっている」「生きていることへの感謝がある」と話す。「トップに立ち続けるために新しいことにトライする時には、命の危機を感じて足が震えたり、心臓が動いている音が聞こえてきたりする。いつどこで命を落とすか分からない。命がけで日々生活していかなきゃいけないという思いがあり、その中で子どもが生まれてということが重なって、命への想いが強まりました」と語る。

 そして、今は「1歳ちょっと」だという子どもの話にも言及。「かわいいなって思います(笑)」とパパの一面も見せ、「初めての自分の子どもで、初めて見る瞬間とか、成長の一つ一つの変化をより実感する日々で、癒しですね。海外に行ってることが多いんですが、自分だけのためより、すごいエネルギーもらう瞬間もあるし、(海外へ)行くときは寂しくなる。また新しい自分の人生が始まったなと感じています」と子どもが生まれての自信の変化を明かしていた。


 平野は、公式サイトを通じて昨年3月に結婚を報告。「私事ではありますが、この度、結婚いたしました。これから新しい家族も増える予定です」と伝えていた。
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