テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』(通称“ヒロアカ”)シリーズが、13日放送の『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』(読売テレビ・日本テレビ系 毎週土曜 後5:30)最終第11話(通算170話)「僕のヒーローアカデミア」をもって、9年8ヶ月の歴史に幕を下ろした。13日には都内で『FINAL SEASON』の一挙上映イベント「『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』ULTRA SCREENING」が開催された。


 イベントには、山下大輝(緑谷出久役)、岡本信彦(爆豪勝己役)、佐倉綾音(麗日お茶子役)、石川界人(飯田天哉役)、井上麻里奈(八百万百役)、畠中祐(上鳴電気役)、三宅健太(オールマイト役)、そして内山昂輝(死柄木弔役)が登壇した。

 アフレコ秘話や約10年の歴史を振り返ったキャストたち。岡本は「『僕のヒーローアカデミア』はキャスト全員が人生を重ねる部分が大きかった。僕個人としては、こんなに叫ぶキャラクターは2度と現れないんじゃないか(笑)。叫び続けられてよかったなと思いますし、僕の声優人生を決めたのはかっちゃん。責任を取ってもらえたら(笑)」と末永く今後も関係を持ちたい意向を伝えていた。

 最終話には「来い デク」と爆豪が緑谷を呼ぶシーンがある。岡本は「めちゃくちゃ好きなせりふで。本誌でこのセリフが好きすぎてXで引用ポストしかけたんです、『来い デク』って」と苦笑いしながら明かす。最初は「デク」呼びで、続けて「出久」となり、最後はヒーロー名の「デク」と呼び方が変化する。岡本は「ヒーロー名で呼ぶんです。もう1回になるよな、ということで。
そこにしびれちゃって『堀越先生!』ってうなりました。やっぱり『ヒロアカ』好きだなってなりました」と振り返っていた。

 本作は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2014年から2024年の10年間にわたり連載された、堀越耕平氏による大人気コミックが原作。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久(通称・デク)が、社会を守り、“個性”を悪用する犯罪者“敵〈ヴィラン〉”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語を描くヒーローアクション。16年の第1期を皮切りに第7期まで放送されており、“FINAL SEASON”は通算8期目の最終章となる。
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