お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之が16日、都内で書籍『悪口を悪く言うな!』発売記念イベントを開催。イベント前には囲み取材に応じた。


 同書は、井口がこれまでにメディアなどを通じて放ってきた数多の愚痴から、厳選してまとめている。日常で抱いた違和感や気づきを面白おかしくつづり、笑えるだけでなく、世の中が別の見方になるきっかけになったり、一見退屈な日常が面白く思えたり、他人や物事にいっそう興味を持つきっかけになる1冊となっている。

 同書について、井口は「本当に、急にできたなっていう感じで(笑)。1年以上前にお話を聞いたんですけど、そこから何の音沙汰もなく…。2ヶ月くらいまえに急に連絡がきて、2~3週間でできたので、本ってそんな感じなんだなって」と早くもチクリ。「僕の昔の発言から最近まで、いろいろまとまっていると思うので。どれかは刺さるんじゃないですかね。阿佐ヶ谷の公園で写真を撮ったしか、稼働をしていない」と笑わせた。

 「誰に読んでほしい?」との質問には「せっかくなんで、いろんな方に配りたいとは思いますけど。『悪口を悪く言うな』っていうタイトルが意味ありげになっているんですけど、実際読んだら何の意味もないので(笑)。とにかく影響力がありそうな人には配っていきたい。あげたものを紹介してくれる人にあげたいですね。
今年の『M-1』の現場で配ります!チャンピオンとかに配りたいと思います」と声を弾ませた。

 2025年の自身の働きぶりについては「すごく働いたので。声も出なくなって、点滴打ちながら悪口を言っていて、これは何をやっているんだって。意味がわからないことをしていたので、来年はなんとかゆっくりできる時はゆっくりしたい」とコメント。「ファンの人が調べてくれたら、『M-1』チャンピオンイヤーよりもテレビに出ているみたいなんで。ありがたいことにいろんなお仕事をさせてもらったので。来年は、もうちょっと人間味を取り戻したい」と呼びかけた。

 事務所の先輩である爆笑問題に同書を渡すかについて向けられると「お渡しできるのであれば、お渡ししたいですけど…田中さんは読んでくれないかもしれないですね。『興味あるんだよ』とは言ってはくれているんですけど…」とコメント。テレビ朝日系バラエティー『有吉クイズ』での活躍も注目を集めているが、有吉弘行についても「お世話になっていますし、お渡ししたいですね。大丈夫なのかな、こんなの渡してっていうのはありますけど…。きのうもお会いしたんですけど『お前ほど、不幸な人間はいないんだよ』『お前は、絶対に幸せになれない』とか、カメラ回ってないところで、ずっと言ってくるので(笑)。
これをお渡しして、ちょっとでも頑張っているんだなと思ってもらえたら」と呼びかけた。

 また、カンテレ『マルコポロリ!』などで共演している東野幸治についても「(この本を渡しても)なんか変な見方しかされなさそうなので、ちょっと嫌ですね(笑)。こんなの東野さんに渡したら…。っていう、このニュースを見つけて、なんか言ってくる可能性があるので、もうどうしようもないです」と観念したように語っていた。
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