アミューズからデビューした令和初の6人組ボーイズグループ・The Right Lightが、デビューライブ『YES』を13日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催した。11月22日にCDデビューを果たしたばかりの平均年齢16.5歳のThe Right Lightにとって、これが初の単独ライブとなった。


 ライブは、星秀光の軽快なステップが印象的な「Brand New Day」からスタート。軽やかでリズミカルな楽曲に、客席からは早くも歓声が上がった。ラストのフレーズで西浦心乃助が甘く囁く「こっちおいで」というセリフに、会場のテンションは一気に最高潮に。自己紹介では、松瀬太虹、ショーン旺、西浦心乃助、黒木康正、木戸啓人、星秀光の順に、それぞれがていねいにあいさつ。初ステージへの緊張と感謝がにじむ言葉に、あたたかな拍手が送られた。

 続く「Right Light」では、メンバーの掛け声「ライライライ」に合わせて会場全体が一体となり、「Beautiful Day」では息の合ったシンクロダンスが魅力を放つ。3曲を終えたところで、メンバーは水を手に小休止。その初々しい姿も印象的だった。

 ライブの中盤では、デビュー曲「YES」への思いをひとりずつ語る場面も。Galileo Galileiの尾崎雄貴が作詞作曲を手がけた同曲は、グループのコンセプト“全肯定”をテーマにした、キャッチーで中毒性のあるナンバー。サビの「YES YES」「NO NO」に合わせて星が振り付けのレクチャーを行い、客席は一体となって盛り上がった。

 さらに後半には、槇原敬之「冬がはじまるよ」、山下達郎「クリスマス・イブ」といった季節の名曲をカバー。
前者ではウキウキするようなかわいらしい振り付けを披露し、後者ではスタンドマイクとクリスマス帽を使った大人びた演出とウブな魅力が交差する、The Right Lightらしい演出で観客を楽しませた。

 ラストを飾ったのは、事務所の先輩・上野皓平が作詞作曲を手がけた「The Moment」。拳を掲げるパフォーマンスで、観客の声援に全力で応えようとする6人の姿が胸を打った。

 アンコールでは、メンバーがグッズのTシャツ姿で再登場。カラータオルやトレーディングカードなどを紹介し、「曲がこれ以上ないので、もう一度『YES』を歌わせてください!」と素直な言葉で曲がスタート。アンコールバージョンではスマートフォンでの撮影とSNS投稿が許可され、観客は一斉にカメラを掲げて記念すべき瞬間を収めた。キーボード担当の木戸もダンスに加わり、6人が完全なフォーメーションで再び「YES」を届け、圧巻のラストを飾った。

 終演後には、来場者を対象としたお見送り会も実施。ファンとの距離の近さと感謝を大切にする姿勢が印象的なイベントとなった。

 The Right Lightは、今年3月より集英社『Myojo』での連載をスタート。読者参加型の企画から誕生したこのグループ名には、「それぞれの人生とその一歩先に光を灯したい」「誰もが光輝く日々を生きる権利がある」といったメッセージが込められている。平均年齢は16.5歳(11月22日時点)。
仕事や勉強で疲れた週末の夜に、寄り添い全力で肯定してくれる――そんな“全肯定ボーイズグループ”として、音楽やパフォーマンスにとどまらず、ドラマやバラエティなど幅広いジャンルでの活躍を目指している。

 なお、西浦は現在、日曜ドラマ『ぼくたちん家』(日本テレビ)や映画『ブラック・ショーマン』に出演中。リーダーの松瀬も2026年1月期ドラマ『DREAM STAGE』(TBS)への出演が決定しているなど、メンバー個々の活動も注目を集めている。
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