ヒットメーカー・野木亜紀子氏の完全オリジナル脚本で届ける本作は、会社をクビになり、人生に詰んだどん底サラリーマン・文太(大泉)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う(?)かもしれないジャパニーズ・ヒーロードラマ。
文太(大泉洋)をはじめ、桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)はみな、さまざまな罪を犯し、仕事や家族や金などすべてを失ったところを、「ノナマーレ」の社長・兆(岡田将生)に拾われ、ちょっとだけエスパーとなって世界を救うためにミッションに挑んできた、はずだった―。しかし、すべてはうそだった。
「ヒーローに選ばれた理由」は、今年中に死ぬ予定の「いらない人間」だったから。「世界を救うミッション」は実は、10年後に命を落とす四季(宮崎あおい※崎=たつさき)、たった1人を救うのが目的、その代償として1000万人の命を犠牲にするミッション。すべては2055年から立体映像・兆となって2025年に現れた、四季の未来の夫・文人(フミト)による一途すぎる愛ゆえの暴走だった。
最終話では、四季を救うためなら1000万人の犠牲も厭わず、挙げ句自分の目的を阻む市松(北村匠海)、紫苑(新原泰佑)、久条(向里祐香)までも排除しようとする兆の企みを阻止する文太たちの壮絶な戦いが描かれた。花咲かエスパーをはじめ、懐かしのレンチンエスパーで膀胱温め大作戦、第1話冒頭から登場していたモチーフでもある「蜂」へのアニマルお願いエスパー、鼻水が止まらないなど、最終話にして“ちょっとだけ”のエスパーが大活躍。
一方で、自らのために多くの人が、そして文太や仲間の命の火が消されようとしていることを知った四季は、あろうことかEカプセルを大量に貪り、吹っ飛ばしエスパーで大暴走。「ぶんちゃんとぶんちゃん、2人とも殺します!」と宣言し、文太や文人を襲う場面も。愛しているから救おうとし、愛しているから殺そうとする。
舞台はクリスマスイブのマーケット。
四季を救うため、そして巻き込まれて犠牲になる人全員を救うため、「俺たちが歴史を作るんだ」。文太たち”Bit5マイナスワン”が、市松ら”Young3”と手を組み、過去を改ざんするのではなく、2025年を生きる自分たちが“今”を変える…そんな強い気持ちで挑んだ戦いと、文太が成し遂げた最後のミッション。命をかけて「愛すること」に向き合ってきたエスパーたちの物語が完結した。
“ちょっとだけ”エスパーだったヒーローたちが繰り広げた壮大すぎる物語に、SNSでは「涙腺崩壊した」「全く予想しなかったエンディング」「面白かった…!でも切ない…!けど好きな終わり方…!」「最終回のぶんちゃんのセリフに名言がいっぱい詰まっていた」「世界一カッコいい大泉洋だった」などの反響が寄せられた。

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