俳優の黒木メイサ(37)が、ベントレーモーターズ ジャパンが2025年11月に実施した特別イベント「Bentley Convoy in Tokyo」に参加し、超高級外車ベントレーとともに東京の街を走り抜けた。

 「Bentley Convoy in Tokyo」は、6台のベントレーが隊列を組み、都市の風景の中で“走る歓び”を共有するドライビング体験。
106年にわたるブランドの歴史と、オーナーたちが大切にしてきた文化を現代の東京で体現する試みだ。世界中の愛好家は“ベントレーボーイズ&ガールズ”と呼ばれ、ル・マンの輝かしい伝統とともに、仲間と走りを分かち合う精神を育んできた。

 今回の隊列には、戦前を代表する1928年型「4 1/2 Litre Blower」をはじめ、第四世代 コンチネンタル GTC スピード、コンチネンタル GT アズール、フライングスパー スピード、ベンテイガ EWB マリナー、ベンテイガ S ブラックエディションが参加。ひとつの列の中にヘリテージと最先端が同居し、伝統と革新が融合するベントレーの姿勢を象徴していた。

 舞台となったのは、紅葉が最盛期を迎えた明治神宮外苑いちょう並木。早朝の静けさの中、黄金色の並木と端正なエクステリアが溶け合い、凛とした緊張感をまとった秋の東京が立ち上がった。1928年型の名車が放つ豪快なエンジンサウンドと力強い走りは、現代の路上でも確かな存在感を示し、沿道の視線を集めた。

 第四世代 コンチネンタル GTC スピードのステアリングを握ったのが黒木。トルマリングリーンの車体で隊列を美しく保ちながら走行し、ベントレーが受け継いできた“走る喜び”をしなやかに表現した。ファッションはジーンズにレザージャケットという軽やかなスタイルで、「カジュアルにドライブを楽しむ」を体現。ラグジュアリーカーはフォーマルという固定観念をほどき、日常の延長線上にベントレーを置く姿が印象的だった。

 ルーフをオープンにしたまま走行し、EVモードの静けさからスポーツモードへ切り替えると、4リッターV8ツインターボの鼓動が響く。
黒木は「初めてのベントレーはイメージ通り」と語り、その二面性に魅了された様子を見せた。

 6台のベントレーが連なる「Bentley Convoy in Tokyo」は、秋の都心にひときわ上質な輝きを添え、ブランドが持つ時間と体験の価値を鮮やかに示した。
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