『マトリと狂犬 -路地裏の男達-』(秋田書店「ヤングチャンピオン」連載)は、『カバチタレ!』『極悪がんぼ』など数々のヒット作を生み出した田島隆氏の原作で、漫画はマサシ氏が担当し、2021年より「ヤングチャンピオン」より連載をスタート。麻薬の怖さと裏社会のリアルを描いた話題作が品川ヒロシ監督のもと、地上波実写ドラマ化する。
西畑は元役者から薬物の売人へと転落した梅沢恭之介役に起用。さらに麻薬取締官(通称・マトリ)の黒崎徹を細田善彦、警視庁薬物銃器対策課・警部補の葛城彰斗を向井理が演じることが発表されていた。
薬物漬けにされてしまう女子大学生・杉原葵役に森田想、そんな葵を薬漬けにする千葉のローカルタレント・加賀響役に九条ジョー、そんな薬物犯罪者を追う麻薬取締部捜査第一課課長・新庄丈役に木村祐一が決定。
そして、新庄の部下である麻薬取締官の灰沼太一役には少路勇介、捜査第一課で唯一女性である麻薬取締官の青島遥役には山谷花純が決定。同じく、麻薬取締官の稲葉瑛二役には、ダンス&ボーカルグループ「ONE N’ ONLY」のボーカル・山下永玖。
さらに、梅沢を絶体絶命の窮地に追いやる過激すぎる半グレ組織のボス・松原努役に平埜生成。指定暴力団・佐伯組組長の佐伯竜役に深水元基。加賀に薬物をあっせんしていた食品メーカー二代目社長・永田紀明役には趙たみ和(たみ=王へんに民)。さらに、向井理演じる葛城の上司、警視庁組織犯罪対策部・部長の鬼塚桃蔵役には、本宮泰風が起用された。
またオープニング主題歌は4人組バンド・オレンジスパイニクラブの書きおろし楽曲「blur」が採用。
■オレンジスパイ二クラブ/スズキナオト(Gt,Cho)コメント
打ち合わせの際、品川監督から主人公目線でのイメージを共有してもらった。
「右に落ちれば地獄で左に落ちれば正義」
「正義とうたいすぎず、ギリギリで危ないところを生きている」「何が正しいか明確な答えがない世界」
正義や悪ってのは曖昧(あいまい)で「自分にとっての正義が誰かにとって悪」なんてありきたりだけど、つくづく輪郭が無く終わりの無いテーマだな、と感じる。
だからこそ、どこにフォーカスを当てるのかものすごく悩んだ。今回はあえてその曖昧さをテーマにした。
タイトルは「blur」
曖昧のほかにおぼろげのような意味もある。
なにかと答えの出ない時代ですが「この曲がこのドラマの主題歌でよかった」と多くの人に思っていただけたらうれしいです。

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