俳優の北村有起哉が主演、仲間由紀恵が共演するフジテレビ木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』(毎週木曜 後10:00)の最終話が18日に放送されるのを前に、撮影を終えたキャスト陣からコメントが到着した。

 『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和氏の最新作。
完全オリジナル脚本となる本作は、2人の子を持つ小倉渉(おぐら・わたる/北村有起哉)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かく届けるホームコメディー。

 物語は、19年前、小倉夫婦があることがきっかけで「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束を交わすところから始まる。その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた夫・渉と、その言葉を心の支えとして過ごしてきた妻・あん。全く異なる想いを抱えた2人の何気ない日常の中で、少しずつ心を揺らしていく姿を、繊細かつ軽やかに描いていく。

 永島慎一役の草刈正雄は、「個性的な俳優さんたちとご一緒できて、とても幸せでした」と感慨深げに語る。そして、撮影現場での思い出として、「現場に行くと、必ずスタッフさんがカメラの前で大笑いしているのを見て、それがとても心地よかったです。あの雰囲気がすごく助けになりました」と裏話を語り、「本当に皆さん、ありがとうございました!」と爽やかな笑顔で締めくくった。

 慎一の妻・さとこ役の阿川佐和子は、「皆さま、お疲れさまでございました。大変な撮影の中で、皆さんがピリピリ・キリキリせず、この大人数の現場で笑いが絶えなかったことが、本当に素晴らしいと思いました。監督をはじめ、超優秀なカメラマンやスタッフの皆さんも、なんて素晴らしい方々なんだろうと感じました。私は普段、個人プレーで仕事をしているので、このチームプレーでの仕事は、ある意味とても新鮮で楽しかったです。体力的にはつらかったものの、それでも毎日ここに来るのが楽しみでした」とスタッフへの感謝の意を表した。
そして、草刈を見ながら、「慎ちゃんとも手をつなぐことができました!支えていただいて、本当に幸せな72歳でした(笑)。本当にありがとうございました!」と最後はうれしそうな表情で、草刈との共演の喜びを語った。

 樋口奈央役の小野花梨は、「ありがとうございました。本当にお世話になりました。奈央はずっと明るくて、ハッピー担当として演じさせていただきましたが、もし自分の感情とのギャップがあったら、きっとしんどかったと思います」と本音を吐露。「でも、スタッフの皆さまと、(周囲を見渡しながら笑みをこぼし)こんなにも愛にあふれたキャストの皆さまと一緒にいられたおかげで、奈央との感情のギャップはほとんど感じることなく、ずっと楽しく演じることができました。本当に皆さまのおかげです。またお会いできるように頑張りますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!」と心からの感謝の気持ちを伝えた。

 奈央のパートナー・高村志保役の石井杏奈は、「本当に3カ月間、お疲れさまでした!この作品は夫婦愛、家族愛、そしてパートナー愛がテーマでしたが、現場自体がとても愛にあふれていました。志保が“たそがれステイツ”のメンバーをどんどん好きになり、家族になっていくように、私も皆さんのことをどんどん好きになり、まるで家族みたいな感覚で、現場に来るのが楽しみでした」と、仲間たちとの絆を感じていたことを語る。そして、隣にいる小野を見ながら、「花梨とパートナーとして…。
わぁ、泣きそう…」と目に涙を浮かべる場面も。「10年越しにこうしてパートナー役で共演できて、空き時間もずっと一緒に過ごし、本当に奈央と志保のように、いろいろ話したり、お互いを思いやったり、励まし合ったりしながら“頑張ろう”って手をつないで、前に進もうとしたり…。奈央志保のような関係になれて、本当にうれしかったです。ありがとうございました!」と涙と笑顔を交えながら、心境を明かした。
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