ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の新たなオフィシャルホテルが、2029年開業を目指し、開発が始まった。IHGホテルズ&リゾーツ
(本社:英国、国内運営会社:IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社)などが18日、着工開始を発表した。
概要やビジュアルなどが公開された。

 名称は『Osaka Sakurajima Resort』プロジェクトで、同一の建物内に「インターコンチネンタル」「キンプトン」「ホリデイ・インリゾート」の3つのブランドを展開し、IHGとして日本初のトリプルブランドのホテルとなる。また、IHGの新築施設としては同社最大規模で、総客室数は817室。そして、USJオフィシャルホテルで唯一の外資系ホテルとなる。

 建設地は、USJに隣接するバーサイドの一等地。さらに、夢洲に誕生予定の統合型リゾート(IR)へも、ボートまたは車で約10分という好立地となる。

■プロジェクト名称『Osaka Sakurajima Resort』
事業主:合同会社桜島開発(鹿島建設、日本郵政不動産、SMFLみらいパートナーズ、京阪神ビルディングが出資するSPC)
所在地:大阪府大阪市此花区桜島一丁目506番、507番(地番)
運営会社:IHG Japan Management合同会社
ホテル:インターコンチネンタル244室、キンプトン246室、ホリデイ・インリゾート327室 全817室
ホテル付帯施設:レストラン、プール等
敷地面積:1万7246平米
延床面積:10万0494平米
規模:地上14階・地下1階
構造:SRC造・S造
交通:JR桜島線「ユニバーサルシティ」駅徒歩6分
設計・施工:鹿島建設株式会社
インテリアデザイナー
インターコンチネンタル:G.A. DESIGN INTERNATIONAL LIMITED
キンプトン:White Jacket Pte. Ltd.
ホリデイ・インリゾート:ILYA CORPORATION
竣工 2029年(予定)
開業 2029年(予定)

■ホテル概要
インターコンチネンタル ホテル(244室):オールデイダイニング、ロビーバー&ラウンジ、日本式浴場・ジャグジー、フィットネスジム、ルーフトップ プール、宴会場と会議室(4室)を含むミーティング&イベントスペース

キンプトン ホテル(246室):オールデイダイニング、ルーフトップ スペシャリティ レストラン、デリ/カフェ、フィットネスジム、屋内プール、会議室(4室)を含むミーティング&イベントスペース

ホリデイ・インリゾート(327室):オールデイダイニング、デリ/カフェ、キッズクラブ、ゲームルーム、屋内プール、キッズプール

ブランド概要
インターコンチネンタル:世界70ヶ国以上に237軒の開業ホテルと102軒の開業予定ホテルを展開する世界最大級のラグジュアリーホテルブランド。1946年、パンアメリカン航空の創業者フアン・トリッペにより設立され、「旅には、人の心を広げ、文化をつなぐ力がある」という信念を原点に歩んでいる。

キンプトン:洗練された遊び心あるデザインと、人間味あふれるゲスト体験を融合させたホテルというコンセプトを米国で確立。1981年にサンフランシスコで誕生したラグジュアリー ライフスタイル ブランドで、世界各地の都市やリゾート、新たな成長市場で、83軒の開業ホテル、64軒の開業予定ホテル、100軒超のレストラン、バー、ラウンジを展開している。

ホリデイ・イン ホテルズ&リゾーツ:現在1242軒の開業ホテルと291軒の開業予定ホテルを展開し、さらなる成長を続けている。2022年には、創業者ケモンズ・ウィルソンが1952年8月、故郷である米国テネシー州メンフィスに最初のホリデイ・インを開業してから70周年の節目を迎えた。
編集部おすすめ