タレント・アーティストのあのが、自身初の著書『哲学なんていらない哲学』の囲み取材に登場した。きょう24日に発売日を迎えた今の思いを語った。


 デビュー5周年を迎えた今、これまで歩んできた道のりや過去と向き合いながら、さらなる飛躍への決意を刻んだ、まさにあのの「現在」を映し出す“あの流”哲学書となる。

 あのは「ようやくファンの方やいろんな方に読んでもらえることはうれしいです。でも、本を書いているときと今の気持ちの変化でいうと、読んでほしくないな…って(笑)。読まれていいかな?みたいな気持ちになっていて、僕が大事なことを書けた証かなと思います」と発売の喜びもありながら、自身の哲学を凝縮した本作を世に公開する葛藤も明かした。

 「いつか本を書くなら哲学書だなと思っていた」というあのだが、2025年に「僕の誰にも邪魔されない言葉を今置いておきたかった」と思ったといい「自分の性格上、今を逃したら書きたくなくなるだろうなと思ったので、書くことにしました」と出版が決まった理由を話した。

 自身初の著書となるが「自伝とかエッセイとか小説とか、ジャンル分けして書いたわけではなく、全部が混ざってしまった」と本書を説明。どんな人に読んでほしいかと聞かれると「僕は本をいっぱい読んできたような人間でもないですし、難しいこともあんまりわからない。だから難しく考えず、本とか読んだことない人とか、哲学なんて意味わかんないよ、難しいことわかんないよっていう人こそ、気軽に読める本になってると思います」と答えた。
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