12月31日開催の『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』(さいたまスーパーアリーナ)のABEMA PPV購入特典映像「ボクらのRIZIN#2~黎明期~」の冒頭5分が、「ABEMA」格闘チャンネル公式YouTubeなどで公開された。

『ボクらのRIZIN #2~成長期~』には、RIZINの榊原信行CEO、本大会でYA-MANとの対戦が決定している初代フェザー級王者・斎藤裕、そして“お祭り男”の愛称で知られるRIZINファイター・矢地祐介の3人が登場した。

 冒頭で榊原CEOは、「2015年にRIZINを立ち上げてからの3年間は、プロモーターとして本当に無我夢中で走りました。フジテレビがゴールデンで放送枠を空けてくれて、桜庭、青木、ヒョードル、曙、ボブ・サップ……当時考えられるものをすべて投入しました。でも、正直……反応は薄かった」と、RIZIN黎明期を振り返った。

 さらに、「PRIDEの頃は“外国人選手”がスターだったけれど、2015年の時点ではもう違っていた。日本人のスーパースターを作らなければいけなかった。そんな中で、矢地はヒーローの第一候補だったんだけど、ヒーローになりきれなかったね(笑)」と語り、スタジオの笑いを誘った。これに対し矢地も「(期待は)感じていました(笑)」と応じ、苦笑いを見せた。

 また榊原CEOは、「ここまでヒーローになるとは思わなかった存在」として朝倉兄弟の名前を挙げ、「海(朝倉海)はアウトサイダーで活躍していたものの、アスリートとしての明確なバックボーンがあるわけではなかった。強さについても、当時は『本当にどこまで強いのか?』と半信半疑だった」と当時の空気感を明かす。その中で、「堀口恭司に勝ったことが大きな転換点だった」と語り、RIZINにおける歴史的な一戦を振り返った。

 これを受け、矢地は2019年8月開催の「RIZIN.18」で実現した堀口恭司と朝倉海の対戦について、「そもそも、なんでこのマッチメイクをしたんですか?」と率直な疑問を投げかける。ここで榊原CEOからは、この一戦が実現するまでの知られざる秘話が語られた。

 さらに、後に登場した朝倉未来について、矢地は「正直、『所詮、地下格やろ。俺らと一緒にしないでほしい』くらいに思っていた」と当時の本音を告白。これに対し、「斎藤さんたちも『俺たちと一緒にすんな』って思っていましたよね?」と問いかけると、斎藤は「強いんだろうけど、未知数というか、試合を見てみないと分からない存在ではありました」と、当時の率直な印象を語った。

 旗揚げ当時の貴重なトークの全編は、ABEMA PPVの購入者のみ視聴可能。「ボクらのRIZIN」は全3本で、「#3~RIZIN拡大期~」のゲストは鈴木千裕と野村駿太が出演する。

 ABEMA PPVの特典はそのほか、同大会の激闘を特別デザインした「RIZINカードコレクション 特別限定カード」。さらに、「朝倉未来応援チケット」と「シェイドゥラエフ応援チケット」も販売され、特典は各選手のデジタル版「オリジナル限定シール」「オリジナルライコレカード」、実物版「オリジナル限定シール」「リアルライコレカード」の4点となる。

 ABEMA PPVのチケット価格は、通常版が前売7500円、当日7900円、アーカイブ6000円。「朝倉未来応援チケット」と「シェイドゥラエフ応援チケット」は前売で各8000円(すべて税込)。

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