松本が満を持して主催する大喜利大会「大喜利GRAND PRIX」。大喜利猛者たちが、意地とプライドをかけ、唯一無二の戦いに挑む。ルールは「芸人自らがお題を作成し、そのお題をライバルたちが回答する」かつてない大喜利バトルに、芸人たちの真価が問われる。ライバルたちの想像を超える難問に頭を抱える芸人たち。果たして、三代目王者の栄冠を掴むのは誰だ。
都内某所のスタジオ、観客たちがその時を待ち受けている。客席からセットまでの距離は割と近く、回答者席、少し離れて司会と松本の席が設けられている。前説は、男女コンビ・もしもし☆コールミーテレフォンが担当し、会場の空気を温めていく中、舞台袖に目をやると、松本がスッと通り過ぎていった。ほどなくして、番組収録がスタートした。
進行役の国山ハセンと松本がトークを行った後、回答者たちが入場した。この日の顔ぶれは、徳井義実(チュートリアル)、岩尾望(フットボールアワー)、ガク(真空ジェシカ)、本間キッド(や団)、お見送り芸人しんいち。
各お題に対して、制限時間は7分。出場芸人自ら「お題を作る立場」と、松本とともに「採点を行う立場」も担うというシステムは、ややもすれば“試合の公平感”にも影響を与えかねないが、松本は「芸人性善説」との立場から採用したのだと説明。スポーツマンシップならぬ“芸人シップ”に則った設計となっている。
ポイント獲得時の演出は爽快感あるものになっており、最高点を獲得した際、出場芸人たちの表情も晴れやかなものとなる。出場芸人たちが回答のトーンを模索している際には、松本がそっと「けっこう攻めても大丈夫」とアドバイスを送り、そこからさらに“笑い”が広がっていく。
松本が笑う際に鼻を鳴らす仕草も見られるなど、現場が爆笑する回答も続々。「ダウンタウン病」というワードが話題に上った際には、松本がなんとも言えない表情を浮かべたり、倒れ込んで笑いながら「オレ、イジられてる(笑)?」と出場芸人たちにツッコミを入れる一幕も。ちょっとしたハプニングが起きた際には、松本が機転を利かせた一言で、その場を沸かせた。
収録取材を通して感じたのは、競技性を志向しながらも、お題やジャッジなど、どこか全員で作っていくような雰囲気も取り入れられた、実験的な大喜利であるということ。大喜利では、回答者はもちろん、評価をする側も瞬発力が求められるが、松本はさまざまな回答に対して、即座に反応し、その場で気づきを与えるコメントも残すなど、健在ぶりを見せていた。
収録後、徳井とガクの2人にインタビューを行った。
■徳井義実&ガク
――収録に参加して?
【徳井義実】大喜利の仕事って、めっちゃ久しぶりで。大喜利って不思議なもので、やる前はめっちゃ嫌なんですけど、やりだすとすごく楽しい。またやりたいなと思ってしまう。特に、この企画は、久しぶりに松本さんとご一緒できるというのもありましたし。いろいろ思いながら、途中「あぁ、松本さんやな」って、ボーッと考える時間もありながら。すごく楽しかったです。
【ガク】思ったより楽しくてびっくりしました。緊張して押しつぶされて終わるかもしれないなと思っていたので。大喜利にいっぱいいっぱいになっていて、松本さんのコメントをしっかり聞けなかったので、早く配信を見て、なんて言ってくれていたのか知りたいです。
――松本との共演?
【徳井】何気ない一言がおもろいっていうのが…もちろん、本筋のボケらしいボケも面白いんですけど、何かの合間に言う何気ない一言がおもろいっていうのも、やっぱりすごいな、やっぱり松本さんやなって思いました。
【ガク】僕はちゃんとお話したことがなくて、テレビの向こう側の人というイメージしかなかったので。M-1で審査してもらうっていう時が(直接対面する機会で)。
――大喜利の中には「ダウンタウン病」というワードが飛び出す展開もありました。
【徳井】できれば、あまりイジる方向に持っていきたくないなと思っている段階で、まずダウンタウン病やし(笑)。ダウンタウン病を患いながら、あのお題に回答しているっていう感じでしたね。
【ガク】どう答えても、イジっている感じになっちゃうなと思いながら、イジっているわけではないんですけど、松本さんの前でその回答を出せるのは今しかないかもと思って、甘えて出しました(笑)。逆にこれを逃したら無理だなって…。
――回答だけでなく、出題者と判定を担う場面もあるという画期的な大喜利でしたが?
【徳井】やっぱり、判定する側というのが難しいというか、もちろんちゃんと判定しているつもりなんやろうけど、相手に点を入れるということにもなるから、芸人としての道徳心が試されるというか(笑)。アスリートの方だったら、負けず嫌いな方が多いので、できないと思います。お笑いという名のもとに、平等であるという精神でやっていますから。
【ガク】みなさん面白いので、差をつけなきゃいけないっていうのが難しかったです。
――舞台裏での松本とのやり取り?
【徳井】僕はあいさつに行かせてもらったくらいでした。
【ガク】僕もあいさつをさせていただく程度でした。控室もみんなピリついていたんですけど、徳井さんがその空気を切り裂いてくれるようにしてくれていました。
――芸人として『DOWNTOWN+』に期待すること?
【徳井】単純に、お笑いのことだけしか気にしなくていい仕事っていうのが、劇場でネタをする以外、なかなかなくなっているので。そうなったら、こういう場はめちゃくちゃ大事というか、芸人としては呼吸がしやすいところだなと。安心してお笑いを見られるコンテンツだと思うので、ゆっくり見てください。(配信内での発言を元に「小沢さんを背負っている?」そうですね(笑)。僕も小沢を背負っているのでね、あいつがここのチャンネルに出るかどうかわからないですが、背負っていますね。
【ガク】私なんかは、呼んでいただけたら、全力で出るというだけでございます。
――松本の復活とどういう存在か?
【徳井】(ダウンタウン病にからめて)最も強い病原菌です。我々はそれで普通の人生じゃなくなっているので。
【ガク】僕はちょっと下の世代なので、もうすでに大仏みたいな感じでそびえ立っていたものというイメージなので、1回でも多く拝めたらうれしいという感じです。

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