俳優の福山雅治(56)、大泉洋(52)が24日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『ラストマン -FIRST LOVE-』の公開初日舞台あいさつに登壇した。

 『ラストマン-全盲の捜査官-』は福山演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見と、大泉演じる孤高の刑事・護道心太朗が、難事件に挑む痛快バディドラマ。
皆実は事故で視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれる特別捜査官。心太朗は、交換留学生として来日した皆実のアテンド役を務める。

 皆実の格闘シーンも描かれる。福山は「最後の決め技は僕が提案させていただいた。めったに、そういう機会がないので。いつも見ている格闘技の重要な決め技を『やってもいいですか?』とリクエストさせていただいた」と格闘技好きすぎて、やりたい技をお願いしたという。

 大泉もたっての希望のシーンがあったという。雪深いシーンで皆実をアテンドするはずが心太朗が雪の中に埋まるシーンだという。まさかの暴露に大泉は「リクエストの質が違う」とボヤく。それでも大泉は「私からの熱いリクエストで。北海道で撮るのであれば『雪に落ちるシーンを作ってくれ』と。北海道の広い雪道って、誰か勇気のある人が雪に埋まるけど歩くんです。
その歩いた跡を歩く。人が歩くことによって雪道ができるんです。ところが、そこを1歩でもはずすとズボって埋まるんです。リアルなんです。『気をつけてください』と言った途端に心太朗さんがいなくなるのをやりたかったんです」とリアルにこだわったそうだが、福山は「僕は知らなかった。『こんなに埋まる?あまりにもベタじゃない?こんなシーンを大泉さん、よくなるな』って思ったら自分でリクエストしていた」とバラして笑いを誘っていた。

 今回、この最終話ラストの続編となる完全新作スペシャルドラマ『ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』が、28日午後9時から放送。さらに、そこからつながる映画『ラストマン -FIRST LOVE-』が24日に公開となった。
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