約14年ぶりとなる活動再開を発表した3ピースロックバンド・レミオロメンが、26日に生放送されるテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション SUPER LIVE 2025』(後4:30~後11:10)に出演する。オリコンニュースでは、レミオロメンの藤巻亮太(ボーカル&ギター)、前田啓介(ベース)、神宮司治(ドラム)に独占インタビューを実施し、活動再開、そして久しぶりのテレビ出演に対する思いを語ってもらった。


■みなさんの前でレミオロメンの音を鳴らせることはとても幸せ

――活動休止からおよそ14年、3人でまたステージに戻ってきたいちばんの理由は?

【藤巻亮太】14年ぶりに向き合ったときの僕らの空気感がめちゃめちゃよくて、シンプルにまた3人で音楽をやってみたくなったんです。

【前田啓介】バンド結成25周年を迎える中、レミオロメンは活動を休止していて、それでも僕らを待ってくれている人たちに対し、なんらかのアクションを起こすべきと思いました。それで3人で音を鳴らしたり、話をしたり、笑っていたら、自然と未来が見えてきて、素直にその気持ちに応じていった感じです。プロデューサーの小林武史さんやスタッフのみなさんにも色々相談にのってもらい、なんとかこうやってみなさんの前でレミオロメンの音を鳴らせることはとても幸せだと感じてます。たぶん、僕らを待ってくれていたみなさんと幸せを感じあうために、僕らは3人でもう一度ステージに立とうと思ったんだと思います。

【神宮司治】結成25周年を迎えるにあたって、どんな形であれみなさんに音を届けたいと思ったのが大きな理由です。僕自身もずっと3人で演奏したいと思っていたのでうれしいです。

――久しぶりに3人で音を合わせたとき、どんな感覚がありましたか?

【前田】亮太くんの歌とギター、治のドラムやコーラス、その中に自分が混ざり合って、やっぱり3人にしか出せない音楽があるんだなと心底感じました。これがレミオロメンか!って。一曲一曲鳴らすたびにすべての言葉やフレーズがお互いを必要としあっていて音楽が組み上がっていると感じて、合奏はやっぱり楽しいなと思いました。

■今だから出せる音、今だからこそのパフォーマンスを楽しみにしていてください

――今回の『ミュージックステーション』では、どの曲をどのような理由でパフォーマンスしますか?

【藤巻】「粉雪」です。レミオロメンは季節感を大切にしている曲が多いのですが、中でも「粉雪」は冬の曲です。
年の瀬が迫る12月26日に、この一年に想いを馳せ、冬の寒さの中にも音楽の温もりをお届けできたらと思っています。

――『ミュージックステーション』という番組は、レミオロメンにとってどんな存在ですか?

【神宮司】子どもの頃からずっと観ていた番組で、デビューして初めてあの階段を降りてきたときの緊張感は忘れられません。それからもリリース時などさまざまな場面で出演させていただき、僕らにとってはとても大切な存在です。たくさんのアーティストのパフォーマンスを間近で観られるのも刺激的です。

――『ミュージックステーション』で特に心に残っている出演回はありますか?

【前田】子どもの頃からの憧れの存在であるサザンオールスターズのみなさんとご一緒させていただいた回がありまして、一生の思い出です!

――2025年のいまでも「3月9日」「粉雪」をはじめとするレミオロメンの曲が愛され続けていることに対してどう感じていますか?

【藤巻】リリースから一年、一年と時間が経つ間も、どこかでこの曲たちにふれ聴き続けてくださっている人がいることは、音楽の奇跡としか言いようのない大変に素晴らしいことだと思っています。胸いっぱいの感謝の気持ちとともに、再始動したレミオロメンとして、これからはライブで生演奏をお届けしていきたいです。

――今回のパフォーマンスを楽しみにしているファンに向けて一言お願いします。

【神宮司】2012年2月の活動休止から約14年振りのバンドでの演奏になります。休止中にそれぞれ経験してきたことが、確実にレミオロメンを大きく成長させています。今だから出せる音、今だからこそのパフォーマンスをぜひ楽しみにしていてください。

▼レミオロメン
2003年にデビューし、「粉雪」「3月9日」「南風」など数々のヒット曲を生み出してきた3人組ロックバンド。神奈川・横浜アリーナや埼玉・さいたまスーパーアリーナでの公演を成功させるなど、人気絶頂の中、2012年2月より活動を休止していた。
活動休止期間中は、藤巻亮太がソロアーティストとして5枚のオリジナルアルバムを発表し、前田啓介は山梨県笛吹市でオリーブオイルブランド「笛吹オリーブオイル前田屋」を立ち上げ、神宮司治は数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加するなど、それぞれが個性を生かした活動を展開。結成25周年を迎える2025年12月6日、結成記念日にあわせて活動再開を発表した。
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