福岡ソフトバンクホークスの柳町達、元乃木坂46で俳優の与田祐希が26日、都内で行われたホークスの長編ドキュメンタリー『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』の公開初日舞台あいさつに登壇した。

 福岡出身の与田は幼少期に家族でホークスの試合を観戦したことがあるなどホークスに親しみがあり、ナレーションを担当する。
与田のナレーションについて柳町は「優しい声で僕達の苦悩を紹介してくれる(笑)。素晴らしく聞きやすいと思いました」と話す。そして、与田の登場がサプライズで発表された。

 歓声が起き、与田は「びっくりしました。大丈夫かなと思っていたんですけど。温かい歓声をありがとうございます」と感謝した。背番号は「510」。GOAT(ゴート)の語呂合わせで「ヤギを飼っていたので、ヤギという意味。Greatest Of All Time、史上最高という言葉の略という意味もあると聞いて、510番にさせていただきました」と明かした。ナレーションについても言及。「長編ドキュメンタリー映画のナレーションのお仕事は初めてで、不安もあった」としながらも「地元の福岡の野球チームのドキュメンタリー映画のナレーションはすごくうれしかったですし、選手の皆さんの頑張りを私の声で伝えるので、いいプレッシャーも感じながら録らせていただきました」と振り返っていた。

 2025年シーズンのホークスは、本拠地での開幕3連敗、さらには12年ぶりの単独最下位と苦しいスタートを切った。
選手の離脱が続く中、小久保裕紀監督が「異常事態」と語るなど、チームは試練に直面した。しかし、そこからの巻き返しを果たし、最終的にリーグ連覇、日本一を狙うまでに立て直した姿を、本作は密着映像で追っている。映画は、チームの273日間にわたる戦いを、現場に密着したカメラが捉えた貴重な映像で構成。勝利の裏にある苦悩や決断、選手同士の絆など、普段は見ることのできない舞台裏を描き出す。どん底の状態から這い上がるために監督・選手が貫いた「信念」とは何だったのか。その答えが映像を通じて明らかになる。
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