見た目に大きなコンプレックスを抱えていたものの、努力して垢抜けることで自分に自信が持てるようになったという人は少なくない。高校生の頃まで太っていていじられキャラだった小林翔汰さんが投稿した、ダイエットをして変身したビフォーアフターの写真は、286万表示の反響を呼んだ。
一方で、幼少期からガリ勉で勉強しか取り柄がなかったという白咲ヒナタさんが投稿した、ダイエットと肌管理によるビフォーアフターの写真も134万表示され、話題を集めた。それぞれの変化やコンプレックスとの向き合い方について、2組に聞いたエピソードをあらためて振り返る。

■ダイエットと美容でいじられキャラ脱却、母に「誰かわからない」と言われるほど大変貌

 高校生まで、周囲から容姿をいじられ、お笑いキャラだったという小林翔汰さん。大学生になり、自分の身なりをきにするようになったことをきっかけに周囲を見返そうと決意し、現在はアイドルとして活動している。そんな彼が、10年前と現在のビフォーアフター写真は286万表示され、「同一人物って言われても信じ難いでもほんとに努力次第の説得力ある!」「お父さんと息子みたい」などと多くのコメントが寄せられた。

 「昔はとてもブサイクで全くモテず、髪型や美容にも一切興味がなかった」と小林さんは小中高時代を振り返る。

「中学3年生まで美容院にいっても丸坊主かスポーツ刈りしか頼んだことがなく、メイクも一度もしたことはありませんでした。顔に何かを塗ることを覚えたのは割と最近かもしれません」

 ところが、大学に入るタイミングで意識が変わったという。

「昔からデブといじられてきて、キャラが面白いこともあったせいか、結構ひどい言われ方をされてきたのですが、それが悔しくて、ダイエットを始めてかっこよくなって見返したいと思うようになりました。顔をいじることはしたくなかったので、ダイエットと美容で変わって、デブでも頑張れば『かっこいい!』と言われることを証明したかったです」

 K-POPアイドル・SEVENTEENのジュンピが好きだったため、彼をロールモデルにして、垢抜けるための努力を開始した。

「肌の色はすぐに変化を感じたわけではなく、サプリや日焼け対策を数年徹底して行いました。一番変化を早く感じたのは、ダイエットをして顔周りの肉が落ちたときです。
友人がいつもよりも自分を褒めてくれることが増えてとっても嬉しいです。母にはいろいろな意味ですごく変わりすぎて、誰かわからないと言われました」

 垢抜けに成功して自信を持つことができ、ライフスタイルが向上していくことも実感したそという小林さん。

「昔は自分に自信がなく沈んだ生活を送っていましたが、物事をマイナスに捉えずにしっかりと一歩一歩進んでいく、そんな生活に変化したと思います。長い目で継続を心がければ、本当に変われます。何か明確な目標があると頑張れると思うので、続けることが一番大切だと思います! 僕はアイドルとしてはひよっこの初心者ですが、幕張メッセか武道館に立つまでは諦めたくないお仕事だと思っているので、自分のことを知ってもらい、知れば知るほど好きになる、そんな人を目指して日々取り組んでいきたいです」

■「自分から勉強を取ったら何も残らない」ガリ勉人生から美を追求するホストへと華麗な転身

 東大を目指し、小学6年生から高校生まで勉強一筋で過ごしてきた白咲ヒナタさん。高校で自律神経失調症になり、学校へ通えなくなったことをきっかけに美意識が芽生え始め、現在はホストとして活動している。そんな彼が投稿した学生時代と現在のビフォーアフター写真は134万表示され、「垢抜け力すごすぎる」「努力し続ける人間が一番かっこいい」と注目を集めた。

 白咲さんが学校に行けなくなったのは、高校3年生の夏頃のこと。朝課外というものがあり、毎日朝5時半起きだったという。

「放課後は塾に行って終電前まで勉強していたため、毎日3~4時間睡眠の生活を送っていました。それが思春期の体には耐えられず、自律神経失調症にかかって、学校に行くことができなくなりました」

 学力特待で入学した高校で大学進学を諦めたことで、「申し訳なさと苦しみから解放される安堵感が入り混じった複雑な気持ちだった」という。

「ただ、それまでつけた知識や努力が水の泡になるという考えは一切なくて、今後もどこかで役に立っていくのだろうなといまだに思っています」

 当時は見た目に対するコンプレックスの塊だった上に、勉強しかしてこなかったので、自分から勉強を取ったら何も残らないと思っていたという白咲さん。
努力の方向も答えも無限にあるからこそ、自分なりの正解を追求できるところにやりがいを感じ、美容の道へ進んだという。

「勉強以外で何か1つでも誇れるものを持って、自分に自信をつけたいと思いました。小さい頃から男性アイドルも女性アイドルも好きだったので、『この人たちのように綺麗な見た目になれたら自信を持てるかな』と思い、美意識を持ち始めました」

 垢抜けるために一番意識したのは、ダイエットと肌管理。ただ、実家のご飯が大好きだったこともあり、1日3食は食べていたそう。

「夜ご飯の炭水化物は必ず抜くようにしていました。炭水化物はちゃんと運動で消費しないと脂肪として蓄積されやすいと学校で習ったので、運動できない深夜の前は摂らないようにしていました。あと、思春期は皮脂の分泌が増えてニキビができやすくなるので、洗顔とスキンケアは毎日怠らずにやっていました」

 勉強は数字で目に見えて結果が表れるため、やりがいは大きかったものの、その分プレッシャーも大きかったという。

「垢抜けは数値として目に見えることはないので、すぐに変化を感じることは難しいですが、テストや入試があるわけでもないので、マイペースにできてプレッシャーは少ないです。どちらもやりがいのあることですが、僕はマイペースな性格なので、垢抜けのほうがよかったと思います。僕にとっての正解が必ずしもほかの人にとっての正解とは限りませんが、導き出した自分なりの正解を発信することで、誰かの人生を豊かにできたらいいなと思っています」
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