脚本家の内館牧子さんが17日、急性左心不全のため死去した。77歳。
内館さんが脚本を務めたNHKの連続テレビ小説『ひらり』(1992)でヒロインだった石田ひかりが追悼した。

 訃報が伝えられた26日、石田は所属事務所を通じてコメントを発表。「12月22日に『ひらり』の数人で集まりがあり、内館さんにまたお会いしたいねと話していた直後の訃報を、まだ受け入れることが出来ません」と今の思いをつづる。「真っ赤なマニキュアをされて、おしゃれで元気な内館さんは、まるでベティちゃんのようなかわいらしさでした。『ひらり』は間違いなく私の財産です」と感謝の思いを伝えると「早すぎるお別れに心が付いていけませんが、ひらりはこれからも頑張っていきますので、どうか見ていてくださいね。本当にありがとうございました」と天国の内館さんにメッセージを送った。

 内館さんは1948年生まれ、秋田県出身。1988年に脚本家デビュー。NHKでは連続テレビ小説『ひらり』や大河ドラマ『毛利元就』を手掛け、『想い出にかわるまで』、『週末婚』など話題の作品を生み出した。

 また2000年から10年まで、女性として初の横綱審議委員会のメンバーを務めたことでも知られる。
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