俳優の橋本愛瀬戸康史比嘉愛未が26日、都内で行われたFODオリジナルドラマ『にこたま』完成披露イベントに登壇。ストイックな芝居メソッドを明かした。


 瀬戸から橋本への「台本にすごくいろんなことを書き込んでいて、いつも埋め尽くされている印象でしたが、台本にはどういったことを書き込んでいるんですか?」という質問が発表されると、瀬戸は「これ盗み見たんじゃないですよ、見えちゃったの」とフォローしつつ、「すっごい書き込んでるんですよ。でも読めないんですよ。あれ、なんなんですか?」と疑問をぶつけた。

 橋本は「ヘアメイクさんから、メイクしながら書いたりすると、また呪文書いてるんですか?って言われるんですけど。あっちゃん(橋本の役柄)の心情を書いてる」と明かし、「なぐり書きみたいな感じで、たとえば晃平(瀬戸の役柄)のセリフのときに、あっちゃんがそれを聞きながら何を感じているかっていうのをバーって書いて。自分のせりふのときはそのセリフの裏側に何を書いてるかっていうのをバーって書いて」と手順を説明。「それが1行ずつぜんぶ書いていくので、くっそ疲れるんですよ。本当にこの作業嫌いなんですけど」と率直に語った。

 瀬戸から「それで整理されるっていうことですか?」と聞かれると、橋本は「整理というか、一回ほぼ思考を通さずに書くみたいな感じなので、あれをやらないと逆にできなくて。なので毎回やっています」とルーティン化していると明かすと、瀬戸も比嘉も驚きの表情。橋本は「コーチの方に教えてもらって」とプロの指導をもとにしていることも明かしていた。

 本作は、渡辺ペコ氏原作の同名作コミックを実写ドラマ化した作品。
2009年に連載が開始され、恋愛観、結婚観、家族観といった身近なテーマで多様なあり方を描き多くの支持を集めた作品を、ドラマでは、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う、令和の今こそ必要な挑戦的なラブストーリーとして、橋本、瀬戸のW主演で描く。
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