舞台『ガチアクタ』の製作委員会は27日、公式サイトを通じ、企画における一部表現に寄せられた意見に対し、声明を発表した。

 「舞台『ガチアクタ』の企画における一部表現について、様々なご意見を頂戴しておりますが本作ならびに関係者一同に、人種や民族、文化を差別・軽視する意図は一切ございません」とした。


 加えて「本作は原作漫画の世界観を尊重しつつ、舞台表現として再構築したフィクション作品です。登場人物に関しては原作漫画における国籍や人種の設定の有無を原作者にも確認した上で本作の制作を行っております。登場人物の造形や演出上の表現は、特定の人種・民族・文化を模することを目的としたものではなく、作品世界に基づく創作表現として構成されています」と伝えた。

 「また、キャスティングや演出の判断においても、国籍や人種を理由とした意図的な排除や差別的な選別を行った事実はございません。舞台作品としての表現力や役柄への適性を重視し、原作者や演出家との協議の上で、製作委員会で総合的に判断した結果であることをご理解いただけますと幸いです」と呼びかけた。

 そして「なお、本作に関わるキャスト・スタッフなど特定の個人に対する誹謗中傷や、人格を否定するような言動はお控えください。今後も関係者一同、誠実に作品と向き合い、より多くの方に安心して楽しんでいただける舞台づくりに努めてまいります。引き続き、舞台『ガチアクタ』へのご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」とつづった。

 「週刊少年マガジン」(講談社)の連載漫画(原作・裏那圭氏/graffiti design:晏童秀吉氏)の舞台化。罪者の子孫たちが暮らすスラム街に生まれた孤児の少年・ルドを主人公にしたバトルアクション。2026年5月22日~31日に東京・品川プリンスホテル ステラボール、6月5日~7日に京都・ロームシアター京都 サウスホールにて上演予定。
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