テレビ大阪は、あす29日に『スポーツドキュメンタリー 佐藤輝明・森友哉スペシャル「STAR~応援がくれる力~」』(後2:00~3:30)を放送する。

 阪神タイガースのリーグ優勝をけん引した“サトテル”こと佐藤輝明と、ケガに苦しむ日々と向き合ったオリックス・バファローズの森友哉に密着取材。
華やかなプレーの裏側にある、それぞれの素顔に迫る。

 タイガースの佐藤は、阪神優勝に貢献したのに加え、セ・リーグ本塁打王&打点王の2冠に輝き、リーグMVPを受賞するなど、飛躍の1年となった。番組ディレクターが中学時代に一緒にプレーしたこともある先輩ということもあり、終始打ち解けた雰囲気。

 三井ゴールデン・クラブ賞表彰式に向かう車中では、1年を振り返り、感謝したい先輩や家族についても語る。新調した衣装に着替え、照れながらも笑みを浮かべる貴重な姿も披露する。また、前川右京との食事にも潜入。リラックスした雰囲気の中、話は禁断の恋バナにまで…。

 バファローズの森は、豪快なフルスイングが魅力。しかし、今年は右脇腹、右太ももとケガが重なり、厳しい日々が続いた。番組ではトレーニングの様子を取材。住宅街を走り抜ける、その背中を追い掛ける。

 また、森は本人も認める“大の取材嫌い”でもある。
なぜ、今回、密着取材を受けたのか。そこには、現在、希少ガンと闘う福森大翔さんの存在があった。福森さんは大阪桐蔭高校の同級生で、ともに甲子園にも出場した“戦友”。

 福森さんは闘病の資金を集めるため、クラウドファンディングを立ち上げると、その活動が認知され、バファローズが始球式をオファー。森が、福森さんの投げたボールを受けることになった。抗がん剤の副作用と戦いながら、約束の始球式に向けてトレーニングが始まる。2025年6月、福森さんはマウンドへ。森がボールをノーバウンドで受け、涙を見せた2人。苦しい時だからこそ分かちあえる本物の友情をカメラは捉えていた。

 ナレーションは、お笑いコンビ・バッテリィズが初挑戦する。エースは「僕たちがどれだけ感情をのせてナレーションできるか…。ぜひ聞いてほしい」、寺家は「ナレーションを読みながら涙きそうになって、こらえながら読むところもあった」と語っている。
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