メインイベントの第15試合でラジャブアリ・シェイドゥラエフとのタイトルマッチに挑む朝倉未来が、2日後に迫った最強王者との大一番に向けて「史上最強の相手と覚悟を持った試合をする」と意気込みを語った。
シェイドゥラエフは昨年6月にRIZINに参戦すると、圧倒的な強さでKO勝利を量産し、今年5月の『RIZIN男祭り』でクレベル・コイケを1ラウンドで下してフェザー級のベルトを奪取。
対する朝倉はRIZINの10周年をもっとも盛り上げたファイターとして、先日の『RIZIN AWARD』でMVPに選ばれるなど、現在の格闘技人気を作り上げたNo.1の立役者。昨年7月に平本蓮に敗れて引退を発表したが、今年復帰すると鈴木千裕、クレベル・コイケと元王者に連勝し、通算で3度目のベルト挑戦のチャンスを掴んだ。
プロ15戦15勝というキャリアのシェイドゥラエフに対して「正真正銘の史上最強の相手で、化け物」と表現した朝倉だが、「マジで今の自分は強いのですごい試合になる。楽しみにしていてほしい。ファンの『勝ってほしい』という気持ちが大きいと思うし、勝てるような練習をやりきった」と勝利へ揺るぎない自信をにじませた。
試合決定会見と公開練習でシェイドゥラエフと2度対面したが、「自分は上の階級と練習やってきたので、分厚いとは感じなかった」と冷静に分析。自身の進化についても「過去に比べて組みの練習をすごくやってきたので、明らかに変わっている。テイクダウンされても抜けられるし、自分から仕掛けようとも思っている」と予告した。
シェイドゥラエフはRIZINで最長でも2ラウンドまでしか戦っていないため、長期戦は未知数であり勝利の確立も上がる可能性があるが「体力のことは考えていない。最初から全力で行く」と相手の得意なペースにも応じる準備ができている。
会場のさいたまスーパーアリーナは来年から改修期間に入り、長ければ2年ほど大会が開催できない可能性があるため「もしかしたら戦うのが今回で最後になるかもしれない。
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