大阪松竹座が5月に閉館するのに伴い、2月11日から15日まで「さよなら大阪松竹座 特別名画上映会」を開催する。

 1923年5月、江戸時代から続く芝居街・道頓堀に”日本最初の鉄筋コンクリート造の洋式劇場”として建築・開場された大阪松竹座は閉館する。


 現在の大阪松竹座は、93年3月の新築再開場以来、歌舞伎、喜劇公演、一般演劇、レビュー、ミュージカル、コンサート、落語会など幅広い舞台芸術を上演する演劇専門劇場として親しまれているが、約100年前の創建当初の松竹座は、上質で優れた映画の上映と新進気鋭の多彩な実演を組み合わせた新しいスタイルの劇場として人気を博した。

 その後、戦前から戦中にかけては時代の情勢とともに徐々に映画上映に軸足を置き、45年の大阪大空襲にも耐えた松竹座は、終戦直後の8月には早くも映画興行を再開。戦後は主に邦画洋画の封切館として数々の名作大作映画とともに、およそ半世紀に亘り映画ファン憧れの劇場として親しまれた。

 かつて映画館として長年愛された松竹座で、最後の特別映画イベントが開催される。洋画作品からは、かつて松竹座で上映された『風と共に去りぬ』『ボディーガード』をはじめ、『ニューシネマパラダイス』『ラストエンペラー』といった名作を厳選した。

 邦画作品は、人間の宿命と親子の絆を壮大なスケールで描いた野村芳太郎監督『砂の器』、家族の姿を通して日本人の心の原風景を静かに見つめた小津安二郎監督『東京物語』、日本中を笑いと涙で包み込んだ山田洋次監督『男はつらいよ』シリーズを上映する。さらに、銀幕に生きる人々の情熱と映画愛を描いた深作欣二監督『蒲田行進曲』など、松竹映画の不朽の名作を届ける。また、アニメーションの枠を超え、壮大なSFロマンとして、アニメの社会的認知を高めた歴史的傑作『宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』も上映する。

【上映スケジュール】
・2月11日
『ニューシネマパラダイス』(前11:00~)
『砂の器(デジタルリマスター版)』(後2:00~)

・2月12日
『ボディーガード』(前11:00~)
『ラストエンペラー(劇場公開版 4Kレストア)』(後2:00~)

・2月13日
『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(4Kデジタル修復版[2K上映])』(前11:00~)
『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(4Kデジタル修復版[2K上映])』(後2:00~)

・2月14日
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(前11:00~)
『蒲田行進曲』(後3:00~)

・2月15日
『東京物語(4Kデジタル修復版[2K上映])』(前11:00~)
『風と共に去りぬ』(後2:00~)

【イベント概要】
開催日程:2月11日(水・祝)~2月15日(日)
開映時間:1回目 午前11:00開映 / 2回目 午後2:00開映 ※14日(土)のみ午後3:00開映
チケット料金:1500円(税込) ※前売・当日共通料金。全席自由席・完全入替制
前売り開始日時:1月17日(土)午前10:00よりチケット前売開始
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