ハードなアクションと現場のリアリティが融合した映画『ワーキングマン』が、日本で好調なスタートを切った。主演は、『ワイルド・スピード』や『MEG ザ・モンスター』、「エクスペンダブルズ」シリーズなどで知られるジェイソン・ステイサム。
本作は1月2日より公開され、公開3日間で動員10万人、興行収入1.5億円を突破し、昨年公開されたステイサム主演の『ビーキーパー』を上回るヒットを記録した。

 監督と脚本を務めるのは、前作『ビーキーパー』(2024年)で初めてステイサムとタッグを組んだデヴィッド・エアー。さらに、「エクスペンダブルズ」シリーズで共演したシルヴェスター・スタローンが製作および共同脚本として参加している。

 エアー監督とステイサムは『ビーキーパー』の後、すぐさま再タッグを熱望。戦いに疲れた反英雄が新たな人生と家族を見出し、彼らを守るために再び立ち上がる――本作の物語が誕生した。

 ステイサムが演じるのは、元特殊部隊員のレヴォン・ケイド。危険な世界から身を引き、建設現場の現場監督として安全第一をモットーに働いていたが、恩人の娘を救い出すため、人身売買を生業とするロシアンマフィアに、工事用具や特殊部隊時代の銃火器を手に一人で立ち向かっていく。

 このたび、エアー監督の公式インタビューが到着。主演のステイサムについて、「彼には労働者階級的な雰囲気があり、工事現場のような環境に置くことは、物語を現実に結びつけ、より魅力が際立つ環境が物語を現実に結びつける」と語り、「隣人や叔父、兄、父のような“身近な存在”として描き、その周りに家族を築くことが本作の鍵だった」と制作意図を明かしている。

 ステイサム演じるレヴォンのキャラクターについては「典型的な“ヒーローであることを望まない”キャラクターなんだ。映画には「発端となる事件」があり、それがキャラクターの本質を示すべきであると考えている。冒頭に登場する工事現場でのファイトシーンも観客にそれを印象付ける導入なんだ。
部下を脅すゴロツキが現れたことで、レヴォンは今まで封じ込めてきた軍人としての凶暴さを解き放たざるを得なくなるんだ」と解説。

 そして、物語の重要な存在として描かれるのが、レヴォンの恩人である上司の娘・ジェニーだ。監督は「彼女を無力な被害者として描きたくなかった。彼女は戦いに抗う捕虜のような存在であり、強い家族のもとに育った意志の強い人間だ」とし、強い意志を持つキャラクターとして描写した理由を説明。

 ジェニー役に抜てきされたアリアンナ・リヴァスについても、「オーディションで唯一、私に対抗してやり返してきた」と、評価している。撮影でも、監督は”アクション映画における女性像を変えたい”という想いから、アリアンナに「簡単にはやられない。彼女には強さを見せてほしい」と伝えたという。

 エアー監督は本作を、「家族全員で楽しめる独自のジャンルを確立した“ファミリー・リベンジ・ムービー”」と表現。激しいアクションの中に、“家族を守る”という普遍的なテーマを据えた点が、『ワーキングマン』ならではの魅力だと語っている。

 さらに、エアー監督は、「家族全員で楽しめる作品であり、独自のジャンルを確立した”ファミリー・リベンジ・ムービー”だ」とステイサムのアクションのみならず、本作における”家族”というテーマの重要性を語っている。
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