フランス・パリで13日に開催された日本映画祭「HANABI」の先行プレミアイベントが「HANABI PRESENTS THE JAP'N POP EVENING」で、映画『恋愛裁判』の上映後トークに登壇したひろゆきが、日本のアイドル文化や若者文化について持論を語った。

 同映画は、アイドルグループのセンターとして活躍していた主人公・山岡真衣(齊藤京子)が「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通し、日本独自のアイドル文化やその歪みを描いた作品。
イベントには、日本から主演の齊藤と深田晃司監督が駆けつけ、特別ゲストとしてパリ在住のひろゆきが招かれた。

 ひろゆきは「日本の“恋愛禁止”というルールは、フランス人から見るとSFのように映るかもしれない」と切り出し、「フランスでは10代の若者が労働によって生計を立てることは極めて稀であるのに対し、日本ではアイドル活動で生計を立てるケースがある」と指摘。アイドルと経済、セカンドキャリアの視点からも刺激的な議論が交わされた。

 日本のアイドル業界の厳しい現実については、深田監督が「ファンとアイドルの距離が縮まった一方で、関係性がエスカレートし、実際の暴力事件に発展した例もあります」と述べ、映画で描かれる出来事が決してフィクションだけの問題ではないことも語っていた。

 かつてアイドルグループ・日向坂46で活動していた齊藤も、自身の経験を振り返りながら「ファンとの関係性やSNSでの誹謗中傷など、一歩間違えると非常に難しい問題であることを改めて考えさせられました」と、業界が抱える課題について語っていた。

 映画『恋愛裁判』は、日本国内では今月23日に公開。フランスでも2月以降、100館以上での劇場公開が予定されており、日本のアイドル文化をめぐる問いかけが、海外でどのように受け止められるのか注目されている。
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