本作は、明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、極寒の大自然の中で躍動するクセ者たちのサバイバル・バトルアクションを描いた、野田サトルの同名漫画を実写化した話題作。柳が演じたのは、原作でも屈指の強烈キャラクターとして知られる双子の兄弟、二階堂浩平・洋平だ。
オファーを受けた当時の心境について柳は、「原作ファンだったので、この作品に参加できる喜びは大きかったんですが、役が二階堂だと聞いて『なんで俺に来たんだろう』って正直思いました」と率直に告白。「大好きなキャラクターだからこそ、これを実写でできるのかという不安がすごく大きかった」と振り返った。
撮影現場では、「全部さらけ出すこと」を意識して臨んだという。「人にどう見られているかを考え始めたら、もうできなくなってしまう役。恥ずかしさも捨てて、全部出す。それしかなかったですね」と語り、二階堂という役柄に真正面から向き合った覚悟を明かした。
観客から「原作と実写で感じたギャップ」について問われると、二階堂が赤ちゃん返りするシーンに触れ、「それを自分が表現するのが本当に難しかった」と吐露。自宅で練習をしていたそうで、「ふと我に返って、ちょっと虚しくなる瞬間もあった」と笑い交じりに明かしていた。
3月13日に公開予定の続編『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』については、「前作以上にスケールが大きく、原作ファンが期待している名シーンもしっかり入っている。笑えるし、ご飯は相変わらずおいしそうだし、2時間があっという間でした」と太鼓判。
制作陣を代表して登壇したCREDEUS の松橋真三プロデューサーは、「映画1作目を超えるスケールだと、ここで断言していい」と力強くアピール。網走監獄内での杉元一派、第七師団、そして700人の囚人が入り乱れる大乱闘シーンについて、「映画史に残る迫力になっている」と胸を張った。
その大乱闘について柳は、「セットの規模も気合も本当にすごかった」と振り返りつつ、「本当はめちゃくちゃかっこよく戦いたかったけど、二階堂なので(笑)。一人だけ独特な戦い方をしているので、そこも楽しみにしてほしい」と見どころを語った。
双子の弟・洋平の仇である杉元佐一(山崎賢人※崎=たつさき)との一騎打ちについては、「とにかく寒かった」と苦笑い。「夜中の撮影で、足先が凍るほど寒くて。撮影が終わると二人でストーブの前に直行して、おでんを食べて温まっていました」と過酷な現場を振り返りつつ、「お互い遠慮せずに意見を言い合える関係性だったので、ありがたかった」と語った。
最大の見どころとして松橋プロデューサーが挙げたのは、主人公・杉元佐一の物語だ。「胸が熱くなって泣く、そんな涙がある。そこに10-FEETの主題歌が重なって、エンドロールでもう一度泣く構造になっている」と語り、感情を揺さぶる作品であることを強調した。
柳もこれに同意し、「杉元がさらにたくましくなっていて、エンディングであの曲は本当に泣ける」とコメント。
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